テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私は両手で尊さんの頭をグッと押し、顔を仰のかせて足の裏に力を込める。
「待って……っ! 達く……っ、達っちゃう……っ」
こんなにすぐ絶頂してしまうとは思わず、私は必死に体をくねらせて抵抗する。
けれど尊さんはそれを阻止するように、両手で乳房を揉んで乳首をクリクリと捏ね、ひたすらに淫玉を舐め続ける。
「んっ! ~~~~っ、うぅうぅうう……っ」
私は顔を真っ赤にして力み、全身をプルプルと震わせたあと脱力していく。
ボーッとして呼吸を荒げていると、尊さんは起き上がって濡れた唇を舐め、完全にスイッチの入った目で私を見下ろす。
そのあと彼は私の腰を掴むと、ベッドの際まで引きずって移動させた。
「舌だけじゃ、物足りないだろ」
彼は悪辣に笑って言うと、再度私の足を開かせ、秘所に顔を埋めて淫芽を吸いながら、蜜孔に指を埋めてきた。
「んぅうっ! 達ったばっかりだからぁっ」
反射的にそう言うものの、私は刺激を求めていた場所に太くて長い指を受け入れ、ピクピクと膣を痙攣させて悦んでいた。
「こんなに濡らしておいて、何を言ってるんだよ」
尊さんは意地悪に言い、わざと水音を立てて指を前後させ始める。
彼はジュプジュプと音を立てて膣壁を擦ったかと思うと、指の腹でぐぅっと膣内を圧迫してくる。
そうやって刺激を与えられるたび、体内から果汁のように愛蜜が溢れ、彼の手を汚していくのが分かった気がした。
直接は見えていないけれど、グッチャグッチャと憚らない音が立ち、自分がとんでもなく濡らしてしまっているのは分かるから。
「あぅ……っ、あっ、あ……っ、あぁあっ」
彼は何度も私を抱いているから、感じる場所をすべて知り尽くしている。
敏感な場所を擦られるたびに体が大げさなほどに震え、理性を保っていられなくなる。
おまけに尊さんはまたチュプチュプと音を立てて淫玉を舐めているので、絶頂を迎えるのはあっという間だった。
「っんぁああぁあぁ……っ!」
私は鼻に掛かった声を上げ、両手でギューッとシーツを握り締めて腰を弓なりに反らす。
(もう、駄目……)
膣肉は勝手にピクピクと震え、いまだ中に入っている尊さんの指を勝手に吸い上げる。
やがて彼は吐息をついて顔を離したあと、指を秘所から引き抜いて、私を見つめたまま愛蜜で濡れそぼった指を舐め始めた。
ハァハァと呼吸を乱した私は、頭の中を真っ白に染め上げ、熱の籠もった眼差しでこちらを見る尊さんを、見つめ返すしかできない。
(……なんでこの人、服を着たままなのに、こんなに色っぽいの……)
そう思ったあと視線を落とすと、ハーフパンツの股間がグッと盛り上がっているのが見えた。
「……勃ってる……」
思わず呟くと、尊さんは勃然とした表情で返事をする。
「そりゃ勃つだろ」
「……………………入れるなら今ですよ」
ボソッと言うと、尊さんは大きな溜め息をつく。
「……朱里を達かせるだけのつもりだったんだけどな……」
「……やだ。……してほしい」
少し唇を尖らせて言うと、尊さんはまた溜め息をついてワシャワシャと自分の髪を掻き混ぜた。
「……お前、自分が可愛いの分かっててやってるだろ」
彼は乱暴な吐息混じりに言って軽く私を睨んだあと、ベッドサイドの引き出しからゴムの箱を出した。
そして「あつ……」と呟いてTシャツを脱ぎ、下着ごとハーフパンツを脱ぐと、これ以上ないぐらい漲っているモノにゴムを被せた。
「抱くつもりはなかったのに……、こういうの、理屈じゃねぇな」
彼は困ったように笑うと、マットレスをたわませてベッドに手をついた。
「……お前が隣にいるのに、抱かない選択肢はねぇわ」
そう言って、尊さんは亀頭を蜜孔に押しつける。
「は……、……ホント、付き合えば付き合うほど、沼に嵌まってく」
「嬉しいくせに」
私は繋がる寸前の期待に胸をときめかせながら、悪戯っぽく笑って彼の胸板に指先を当てる。
「愛されてるって分かってる猫は、生意気になるな」
尊さんは優しく笑い、私の鼻先をつついた。
「……でも、そこがいい。お前は俺に愛されてるって信じて、いつでも幸せそうに笑っててくれよ」
彼は甘くかすれた声で言って、グッと腰を突き入れてきた。