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「そっ、それなら!」
「ですけどもう1時間ほど前に帰ってしまいましたよ?」
「なら、特徴……名前とか分かりませんか?」
「……普段はこういう事はしてはいけないんですけどね
仕方ないです その医師に電話をかけるので少し待っていてください」
「はい!」
これで、助かるのかな……?
たとえ迷信だとしても、試してみる価値はある
ファーストキスはじゃぱぱさんが良かったんですけどね
「はい…はい、ありがとうございます
のあさん、小人症の方の名前分かりましたよ」
「それで、誰なんですか?」
少しでも知ってる人だったらいいんですけどね……
「はい、じゃぱぱさん、という方です」
「えっ?じゃぱぱさん?」
私目を丸くした
まさかじゃぱぱさんが小人症だなんて、思ってもみなかった
「そうです、お知り合いですか?」
「はい、まさかじゃぱぱさんが……」
「うそ、じゃっぴが?全然そんな様子はなかったのに」
えとさんも同じく驚いている
「それじゃあ話は早いですね
早速、お知り合いなら電話で呼び出してください よろしいですか?」
「はい、でもどうして病院で?」
「まぁ、ちゃんと治っているか調べるためです」
「……分かりました それなら呼び出しますね」
早速スマホを取り出して__プルルルル
『もしもしのあさん、どうしたの?』
「あ、じゃぱぱさん?○○病院に来ていただけますか?」
『まぁ、いいけど……』
じゃぱぱさんは不思議がっていたが、まぁ仕方ない
突然病院に来てとか、なんか怪しいですからね
「それではまたあとで」
電話をきって、医師に「来ます」というサインを送った
じゃぱぱさんにはいろいろと聞くことがある
どうして黙っていたのか、まずはそれですかね
他もあるけど、やっぱり一番気になるのは、
私とキスをしてくれるのか
それが一番の問題ですけど……
じゃぱぱさん、こんな私でも、
キスをすること、許してくれますか?
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