テラーノベル
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⚠️ちょっと犯罪の匂いがするのでセンシティブにしておきます。
「もう俺から離れないでね♡」
『え?』
目を覚ましたら、いつもの笑顔など嘘になってしまいそうなほど暗い顔をしたイタリア君がいた。
寂しそうで、苦しそうで、心配そうで、何故か幸せそうで、何を考えているのかわからなかった。
彼の瞳はその方がイタリア君か疑うほど黒く染まり、私だけを見つめる。
『何を仰っているのですか?』
「え?何って…もちろん、菊のためだよ?」
私のため?
私のために何をすると言うのだろう。
そんな疑問を持つ隙すら与えず、イタリア君は私の口に布切れを押し付けた。
『!?』
『イタリア…く…』
声を出す機会も得られず、そのまま私の意識は闇の中に放り込まれた。
宙に浮いたような感覚がしばらく続き、私は暗闇の中動けずにいた。
気がついたら、また暗闇の中にいた。
先程よりは明るく現実味があるが、希望の光が見えることはなかった。
『ここは…』
「あ、目が覚めた?」
『イタリア君!?』
驚いて立ち上がろうとするが急に四肢が重たくなり、立つことなどままならなかった。
自分の体を確認する術もなく、ぼんやりとイタリア君を見つめていた。
ガシャンっと音がした。
突然の事で理解ができなかったが、自分の首が前に引っ張られた。
咄嗟に自分の首元を見ると、そこから鎖が伸びている。
『なんなんですかっ…』
「黙って。」
更に鎖が引き寄せられ、私の唇に何かが触れ、口の中に侵入してきた。
息をする暇も与えず、その何かは私の舌にからむ。
苦しくなり、声も出なかった。
背中を叩こうにも、腕は動かない。
されるがままの私は、そのまま気を失ってしまった。
先程のことは、夢だったのだろうか。
それとも、現実だったのだろうか。
悪夢だったということにしておきたい。
あれは本当にイタリア君だったのだろうか。
私の知らないイタリア君だったのだろうか。
あの時逃げなければ、いつものイタリア君のままだったのかもしれない。
いつものイタリア君はどこへいってしまったのでしょうか。
なぜこんなことになったのかは俺にも分からない。
ただ、長年溜め込んできた思いが爆発してしまっただけ。
やっと伝えられそうだったのに、日本は逃げてしまうし。
見つからなかったらどうしようと思って、
心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で心配で
耐えられなくて。
俺が閉じ込めてあげなきゃって。
そうじゃないと可愛い日本は、俺の大好きな日本は、またどこかに居なくなっちゃうんじゃないかって。
日本は、愛の形は人それぞれだって、十人十色だって言ってた。
だから許して?日本。
これは俺なりの愛なんだから。
『大好きだよ、日本。』
『これまでも、これからも、ずーっとね。』
例えこれが日本に認められない愛だとしても、俺は貫き通すよ。
日本に拒否されたって、俺の恋は終わらない。
どんなに周りに非難されたって、俺は諦めない。
俺は日本を嫌いになったりなんてしないよ。
どんなに無謀な恋でも、許されない好きでも、認めさせてあげる。
だって
『愛してるんだから。』
俺は君を愛してる。
もちろん、君も俺を愛してるでしょ?
『何があっても、一緒にいようね。』
コメント
2件
前回でなんとなーく察してたけどいたちゃん…ついに手出しちゃったかー……よくやった☻👍️