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離婚します  第一部

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離婚します  第一部

27 - 第27話 好意から殺意?

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2024年10月30日

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洋子さんと別れて家へ帰る。


旦那にもしものことがあったら…そんなこと考えたことなかったけど。

このままなかなか離婚が進まなかったら、有り得ないこともない。

反対に、私がうっかり逝ってしまっても旦那が迷惑するだろうから、このなんだか良さげな手続きのことは、教えておいてあげよう。

そうしないと、少し不公平な気がした。

まぁ、話したところでの反応は見えてるけど。



晩ご飯の用意をしながら旦那に洋子さんから聞いた話をする。


「…そうなんだって。だからさ、離婚が成立する前にそんなことがあったら、さっさとその姻族関係終了届だっけ?しようね、お互いに」

「ん…、あぁ、そうだね」

「ちゃんとおぼえておいてよ、そうしないとうちの親の面倒を見ることになるかもよ、それにね、介護とか法要だけじゃなく、お墓の管理もついてくるんだからね」


今ではめずらしくない墓終い。

でも、これもきちんとしておかないと遺族が可哀想。

それに、あんな身勝手なお義父さんやお義母さん、お義姉さんのゴタゴタを押し付けられたりしたら、私の人生最悪になる。


サラダとカレーをテーブルに出した。

あと福神漬けと、ビールかな。


「…んは?」


ボソっと何か言う旦那。


「え?なに?」

「スプーンは?」


かっちーーーん!


「それくらい自分で出せばいいでしょ!なんなら私の分も出せばいいでしょ!黙って座ってれば全部出てくるって、どこの殿様なの!」


旦那はガタンと立ち上がり、ゴソゴソとカトラリーケースからスプーンを出す、私の分も。


「サラダはお箸?フォーク?」

「どっちでもいいから、さっさと出してっ!」


カトラリーケースからフォークを出す。

私がこんな剣幕でも、特に変わらずのそのそと行動する旦那。

出会った頃はこんなことも、可愛いとか思ってたはずなんだけど。

イライラのあまり、少しばかりの殺意が芽生えた。


出会った頃の好意は、年月がたつと殺意に変わるのかと、愕然としながらビールをあけた。

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