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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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『ん~、、』




今日は仕事が休み、




久しぶりにこんな寝たな、




机には目黒くんが書き入れたメモ用紙がある。




“〇〇先輩おはようございます。帰ります。”




置き手紙?




目黒くん面白いな、




わざわざこんなの要らないのに、




自分が孤独なのに気づかされる、




私にはただいまをいう相手はいない。




でも彼にはその相手がいる。




羨ましい、




そんなことを考えていたらグゥーとお腹が鳴った。




時計をみれば、時刻は10時を示している。




ちょっと遅い朝食を食べて、




なんとなく外に出てみた。




雲一つない快晴で気持ちがいい、




私の心も晴れればいいのに、




なんて、笑




久しぶりにお出掛けでもしよっかな、




“一人”で、




簡単に身支度を済ませ、




お気に入りの洋服屋さんに向かった。




気分的に歩いていった、




お店に着くと




気に入った服を次々とカートに入れていく。




性処理の仕事で稼いだお金で私は綺麗になる、




そして客は増え、さらにお金が貰える。




その繰り返しをして暮らしている。




案外、充実してるでしょ?笑




でも好きな人に好かれなきゃ意味がないよね、




あまり考えたくないことを思ってしまった、




なんで分かってて止められないんだろう。




、、いつもよりいっぱい買っちゃった。




私はきっと、寂しいだけなんだ、




家に帰ってる途中、




たくさんのカップルとすれ違った。




そして、




『、!、っ、』




私の目の前には、




目黒くんと可愛らしい女性、




二人の結ばれた手にはあのブレスレットがある。




私は気付かれないように違う道から帰った、




一生懸命に走った、




家に着き、座り込む。




『あんなに可愛いなんて聞いてないよ、笑』




負けを認めるのが悔しくて無理やり笑ってみた。




でも勝手に出てくる涙には敵わない、




久しぶりに泣いた。




私、人のために泣けるようになったんだ、

私の彼氏になってよ。

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