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謎時空の平和な話です
C.C.は堂々と姿表してるしナナリーも目見えてます
スザルル寄りだけどそんなかも
「ふっふっふっ…観念するのよルル!」
「俺は何があろうと着ないからな!」
そう、着るわけないのだ。こんな、こんな……
「女物なんて!!」
そう言った俺は、どんな表情をしていただろうか。認めたくないが、多分耳まで真っ赤になっていただろう。
こんなの少し前にやったアーサーの歓迎会の方が幾分かマシだ!!
そうやって怒りに震えながらシャーリーが着させようとしてくるのを避けていると、急に後ろから羽交締めにされた。
焦って振り解こうにも力が強くて振り解けない。こんな力を持ってるのはスザクぐらいだろう。
そんな風に考えていると、俺の予想どうりの声が耳元から聞こえて来た。
「僕、ルルーシュの女装見てみたいな」
「なんでお前はもう適応しているんだ!」
まあ、スザクはスザクでも”女装した”スザクだったが。
そんなこんなでスザクに気を取られていると、シャーリーが不敵な笑みを浮かべ、女物の服を持ってジリジリと近づいてくる。
「お、おいシャーリー!」
「ごめんね、ルル…でも私、ルルの女装見てみたいの!」
そこからは、察しがつくだろう。
「なんで俺がこんな格好を…」
「また変な遊びでもしているのか」
生徒会室の扉を開けて入って来たのは、車椅子に乗ったナナリーと、それを押して来たC.C.だった。
C.C.ならまだしも、ナナリーに見られるなんて……
「まぁお兄様、素敵です!」
「ふ、ふふっ…そうだな、素敵だ」
「煽っているだろう、それ」
「まさか?」
なんでこんなタイミングでちょうどよく2人が来るんだ。おかしいだろう。もう諦めた俺は、さっきまで座っていた椅子に座る。
すると、面白そうに眺めていた会長が声を上げた。
「あら?2人とも、そんなに可愛い髪してたっけ?」
可愛い髪とは2人がお揃いにしてある、お団子のことだろう。そう聞かれたナナリーは、嬉しそうに笑顔を浮かべ質問の答えを言った。
「これはお兄様がやってくださったの!私がC.C.さんとお揃いにしたいと言ったから」
視線が俺の方へと刺さる。
「そういえば、ルルーシュって手先器用だったね」
「まあな、それくらいならできる」
シャーリーがやったらボッサボサになるだろうけどな。
閑話休題。
もう女物を着せされたから抵抗する必要はないと諦めに近い感情を持ちながら、さっきまで座っていた椅子に座り、まだ残っている書類に手をつけた。
何も考えずにルルーシュがいつもの癖で脚を組むと、近くにいたスザクが苦虫を噛み潰したような顔でこう言った。
「ねぇ、ルルーシュ」
「なんだ」
「脚、組むのやめてくれないかな?」
「なんでだ」
「その…下着、見えちゃうから」
「っな!?」
多分、いや絶対俺の顔は赤く染まっていただろう。なんで唐突にこんな恥ずかしいことが言えるんだこいつは…!!
「そういえば会長、何に使うんです?これ」
そんな会話を横目に見ながらリヴァルが問いかける。
「もちろん、お祭りのためよ!」
そう問いを答えた後、思い出したかのようにこう続けた。
「あ、そうそう。この洋服、終わったら持って帰ってもいいからね〜」
「誰がいるんだこんな服!!」
本当に会長の祭り好きには飽きれる。
初めてかいたわ
口調違うかもだけど許してください
まだ書きたいところがあるので続きます
読んでくれてありがとう