テラーノベル
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1話
まだ見てない方は説明からご覧することを推奨致します
少しR18表現が含まれます
「んっ、、はぁ、」
肌のぶつかり合う音と控えたよがり声を響かせる行為、頭がふわりと浮く感覚に囚われる。
菫の目に反射する部屋についた橙色を光らせる照明が瞼に隠され代わりに細長い指から伸びた爪が背中に入り込む
「ッ、はんにゃ”あ、、”」
「んー、?きもちぃね、?」
「ぁツ、はぁ…いきそっ、」
「いーよ…一緒にイこーね。」
精液とローションが混じりあった穴から官能的な音が響いて体の振動が直に伝わる感覚までが気持ちいい。
心が揺らいで心臓がうるさく動く。俺じゃダメかななんて言葉は喉に押し込む
「…ふぅっ、、は、風呂入るぞ」
性器を抜いて言葉を出すと息を整える様吐いてるおかめまでが艶かしい。
返事は返ってこないのでそのまま姫抱きで運ぶことにした。
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「んー、、?」
「あ。起きた」
ベットの端でスマホをいじくっていると近くで寝てるやつは目をパチリと開けて顔を上げていた。
「おはよ、、ねむ」
「はは、おはよーさん。」
のしのしと効果音が出るようにこちらに体を預けると満足そうに目をシパシパさせる顔に頭がおかしく回転しそうになる。
やっぱ俺はコイツが好きだ。セフレなのは知ってるが、ソレになる前から惹かれていたんだから
「はんにゃあ、、飯食い行こ」
「んー、、食いいくかぁ」
こんなんメンバーに知られたら終わりだわな。なんて思いながら頭をかき未だぐだる光景はもう慣れたであろう。
スマホ画面に現れたリールを適当にスクロールすると出てきたのは『運命の番って?』と大きく明朝体フォント、今のじだ、よく見る話題だ。コメントでは彼氏彼女が運命でしたーみたいなやつ
「おかめぇ」
「はーい、どした」
「みて。運命の番だって」
何となく話題を振ってみると顎を肩に乗せながら文字を目で追う横顔美人は読み終わったらするりと顔を退ける
「ふーん…運命、、ね、」
「ロマンチックだよなぁ。」
「あら、般若そういうの好きなの?」
「好き、、って言うかもし愛人がこれなら嬉しいだろーなー、って」
へぇ。なんて軽い返事をされまた沈黙へ戻る
…多分こいつは属言う、俺の
『運命の番』…おかめは気づいてないだろうけど、フェロモンの匂いやらがなんだか違う。元βで運命にはなり得ない相手なのだが…稀にある体が混じり合い中に出された時、Ωになるとかなんとか…そんで、更に稀にあるのは
’’それが運命になる’’って話
「般若はさー、αじゃん。羨ましいよ」
「そー?」
「うん。社会的に優位じゃん」
「ま、そうかもな」
「…おかめさぁ」
「んー?」
俺らの決まりは2つある
1つは番に付き合うまでならない 2つ目は恋をしない。無理だろ、こんなんとか思ってたらなんかこの関係は2年くらい続いてた。まぁその事で
世間話の後軽く話題を挟みたく、思い付いたのはアレだけ、個人的に気になっただけだがな。
「運命の番が現れたら、どーする?…あと番とか、されたら」
「…ッ、、その手の話、ちょっと、さ」
「…そうか」
苦手な話を向けられた時見せるこの顰めっ面…正直嫌ではないがそんなになのかと思ってしまう。
過去は知らんが随分前になんかあったんだろう。なんて言ったら殺されるかな
「ほら!飯食べよーよ!」
「ま、そうだな。何食いたい?」
「んー、、居酒屋?」
「飲みたいだけだろ。お前」
ふわりと笑い合いながらホテルを出る準備を慣れた手つきで進める。
この顔を見るたびずっっと思っているのは
俺のとこなら絶対苦しくさせねぇのにとか、でもそれ以上に
好きだなぁ。って、苦しいなーって
安直過ぎるかな
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