【ut side】
自分の部屋に戻り、ベッドの上に座る。
トントンは…自分のせいでトントンはあそこまで弱ってしまったのだ。
自分が何も言えなかったから…。
でも、本当に言えない事なんだ。
僕が言ったら、トントンにはもっと負担をかけてしまうかもしれない。
それが僕にとってどうしても嫌だった。
でもこのまま言えなかったどうなるだろう。
トントンは皆から嫌われ続け、次第には命を絶ってしまうのではないか…。
それはもっと嫌だ!!
じゃあ僕に出来る事はなんだ…。
やっぱり自分の心の内を伝える事しかないんだろうか…。
そうだ…まずはグルちゃんに相談してみようか…。
グルちゃんならトンちとも付き合い長いし…総統だし、
何とかしてくれるかも…。
gr「という事で俺のとこにきたのか?」
ut「おん…ごめんな、グルちゃんも忙しいのに、」
gr「別に気にすることはない、それで…鬱、お前は何を隠しているんだ?」
ut「……本当に、言いづらい事やねん」
グルちゃんは僕の目をまっすぐ見る。
僕は思わず顔をそらしてしまった。
【gr side】
鬱は俺から目をそらしている。
そんなに言いづらい事なのだろうか。
gr「……無理はしなくていい、嫌ならば言わなくてもいい。」
ut「いやっ…言わんと…」
鬱は苦しそうな顔をしながらこちらを見る。
ut「……言っても、僕の事捨てんでくれる、?」
「見放さへん…?」
gr「そんな事するわけないやろ、何年の付き合いだと思っているんだ?」
そう言うと鬱は少し笑ってそうやなと言った。
ut「実はな…」
鬱が話始めようとした瞬間、総統室の扉がバンッと開いた。
sn「…トントン知らない?」
しんぺい神が入ってくる。
gr「トントンがどうしたんだ?」
sn「俺が目を話した隙に姿を消してもたんや、さっきロボロに監視カメラの確認を頼んだんやけど、今のところどこにもおらん」
gr「ロボロが協力してくれたのか…」
sn「めっちゃ頼んだらやってもらえたんや」
「トントンが行きそうな場所どこか知らない?」
gr「俺はあまり知らんな…」
「いうなれば裏の花畑くらいや」
sn「そうか…」
会話が一区切りしたところで鬱が口を開いた。
ut「……とんちは…もうここの暮らし、嫌になったんちゃう、?」
その一言でその場の空気が一気に重くなったような気がした。
いや、それは俺だけなのだろうか。
トン氏がいないこの軍は俺の思っている軍ではなくなってしまう。
トン氏も大事な幹部の1人だ。
それを俺は…………。
??「………これで、もうしねるんや」
コメント
3件
最後の??はトントンかな? 次回も一番最初に見れるようにします!