テラーノベル
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ドアが閉まる音がした瞬間、ロボロに抱きしめられた。久しぶりの体温に安心感を覚えながら、俺も強く抱きしめ返す。
『シャオロン、おかえり。』
耳元で囁かれる言葉に、また涙が溢れた。
「ロボロ……」
顔を上げると、予想外に近い距離にあるロボロの顔。驚いて目を見開くと、唇がそっと触れた。
「……えっ?」
『……嫌やった?』
不安そうな表情をするロボロに首を振る。
「ううん……嬉しかった」
正直に答えると、もう一度深く口づけられた。
リビングに戻って、ソファに並んで座る。不思議なほど緊張しなくなっていた。
「な、ロボロ」
『ん?』
「今日は素直になる日やから」
照れ隠しに言った言葉に、ロボロがクスリと笑う。
『そうか。じゃあ俺も素直になろかな。』
ロボロの手が俺の髪を撫でる。優しくて温かい。
「もっと甘えてもええ?」
上目遣いで尋ねると、ロボロが目を見開いた。
『もちろん。何でも言って。』
「じゃあ……膝枕して?」
思い切って言ってみると、ロボロはすぐに体を移動させてスペースを作ってくれた。
「ありがとう」
頭を預けると、ロボロの太腿の感触と香りに包まれる。安心感で全身の力が抜けていく。
『シャオロン』
優しく呼ばれて見上げると、ピンクの瞳が愛おしそうに見下ろしていた。
『幸せや』
その言葉に胸が熱くなる。
「俺も幸せや」
素直にそう言うと、ロボロの手が俺の髪を撫で続けた。あの喧嘩が嘘のように穏やかな時間。これからはこういう時間を大切にしていこうと思う。
「ロボロ、大好きやで」
『知ってるよ』
ロボロが柔らかく微笑む。
『俺もシャオロンのこと、世界で一番大事やから。』
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