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〜第五章〜
だいきりが死んだ。
俺と関わったら、俺と体の関係を持ったら、
死んでしまう呪いでもかかっているのだろうか。
実際、らおちゃんもだいきりも父親も叔母も。
全員、俺と身体の関係を持って死んだ。
父親と叔母は別にいい。あいつらは罰を受けるべきだ。
だけど
関係のない2人を殺すのはやめて。
神にそう願い
また、睡眠剤を過剰に身体へ投与する。
腕にも、赤い線がまた増えて行く。
あれ、
こんなに髪の毛抜けてたんだ。
ピアス、血塗れだ。
らおちゃんがくれた雪の結晶のピアス。
洗わないと。
だけど、薬のせいで力が抜けていく。
もう意識が飛ぶ。
パタンッ
どこだろう。
誰だろう。
泣いている。
怒っている。
「にっしーｯ、」
誰、？
誰？
どこ
おれは
どこ？
アタシの体返して。
アタシの産んだ体。
アタシの子供。
それはアタシの。
お前のじゃない。
早く返して。
「まま、」
にしき。言うことを聞いて。
返して。
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