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〜第六章〜
それはアタシの。
「違う、おれの、」
アタシが産んだからアタシの。
「でも、ぼくッ」
アタシの言うことが聞けないなら。
一生苦しめ。
「…ッ、」
「あ″あ″あ″あ″あ″あ″あ″あ″ッッ、!!!!う″わ″あ″あ″あ″あ″ッッ!!!!!!」
「にっしーッ!にっしーッ!?」
「とらないでッッ!!!!やだあぁぁぁぁッ!!!!」
「う″ご″ぉ″え″ッッッ、がは″ッ、う″え″ぉ″ッッ、」
「にっしーッ、にっしーッ!!」
「やだッやだぁぁぁぁぁ!!!!!!!!しねッ!!!!し″ね″ぇ″ぇ!!!!!!」
グサッ
「い″ッ、!?」
「はぁ″ッは、あ″ッッ、う″あ″ぁ″ぁ″ぁ″ぁ″ッッッ、、、」
ガタンッ
「っッ、にっしー、」
「また、母親の事ッ、?」
「誰も取らないよッ、にっしーの中のお母さんは、お母さんじゃないッ、」
「それは、叔母さんだよッ、」
「って、気絶してるのに聞けれるわけないでしょ、僕、」
「手当てしないと、な、」
むかしのことなのに
あくむみたいにでてきてしまう
ままはままじゃない
ぼくのままじゃない
父親と叔母の子供なんだ。俺は。
そしてままは自殺した。
ままを返して。
らおちゃんを返して。
目が覚めるとたちばながいた。
どうやって家に入ったんだろう。
なんで包帯巻いてるんだろう。
なんで俺のピアス綺麗になってるんだろう。
薬どこ行ったんだろう。
カッターどこか行っちゃった。
「にっしー、」
たちばなはだいきりの後追いをしたそうだな。
そんな目してる。
「死にたい。?」
「へッ、?ぇ、あ、」
「自分のせいでだいきりがしんだ、って、おもってるでしょ、、?」
「…うん、」
「奇遇だね。俺も。」
似た者同士だ。
「じゃあさ、」
「うん」
『一緒に死のう』
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