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Jinto side
「あ、先生! 今日も可愛い!大好き!」
「…なんだ、もう来ないのかと」
久しぶりに聞く声に正直驚いた
心なしかまた背が伸びたような気がする
「ちょっとあいちゃった」
笑いながら言う彼になんだか懐かしい気持ちになった
懐かしいというほどはあいていないというのに
「ね、先生もうすぐ夏休みでしょ、先生はなにしてんの、休み?」
「…時々仕事もあるけど、まあ、休み…だけど…」
いつもの質問か
「先生の1日、俺にちょうだい」
いや、違う
彼になにかをねだられたのは受験の時の「大丈夫だと言って欲しい」という言葉だけだ
「え…」
「1日だけでいい」
「1日がだめなら、…半日でも」
「…お願い」
寂しそうに笑うから、胸が少しズキリとした
「…わかった…」
それ以外、答えることが出来なかった
1日、それは学校以外で会うということで
連絡先を交換し、その日彼は帰っていった
次の約束は明確だった
夏休みに入りしばらくしてから、その日はやってきた
コメント
4件

やばいです🫠続きが気になりすぎます笑 明日まで待てません笑 あともう少しで完結すると思うと少し寂しいです。 次回も楽しみにしてます‼️ 縁enサンが書かれている作品どれも好みすぎます🤦🏻♀️💗
さいっっこうです。もうまじで緑enさんの作品ほとんど読んだんですが大好きです