「米原…ほんまにええんやな…?」
「いいに決まってる…
ずっとこうなりたかったんやから… 」
「お前相当な物好きやな」
「萬田くんもね」
「確かに………。」
「いや認めんといてよ!笑」
「そんな事言うてたら萎えてまう…笑
米原ゴム持ってるか?」
「もう…ムード台無しやんか…笑 ゴムは多分そこのキャビネットの引き出しに入れてあるはず」
「こんな取り出しやすいところに入れてあるとはほんまにスキモノやな…」
「う、うるさい…//」
ガサゴソ…
引き出しの中を探す萬田くん
「ん…?ほんまにこの中か?」
「え?この引き出しの中に入れてあるはずなんやけど…」
引き出しの中を確認してみる…あれ?
一応、他の引き出しもすべて確認してみる…
え……
無い…ゴムが………
ひとつも無い。
「萬田くん…ゴム無い…。」
「そうか、ほなしゃあない。
続きは持ち越しやな」
「えぇ…そんなん嫌!今したい…! 」
「今言うたかて…ゴムなしでどうやってするんや」
「そのまま…」
「ドアホ! 自分の体もっと大事にせんかい…」
「へぇ~借金返済のために女の子ソープにたたき売るような人がよく言うわ」
「それとこれとは別や…そういう女と同じように扱われたいか?」
「だって…萬田くんの気が変わってまた私から逃げちゃうかもしれんやん…居なくなっちゃうかもしれんやん!もうそんなん嫌や…」
「別に今ヤる事がワシとの確かな繋がりって訳やないやろ…」
「それは分かってるけど…でも…」
「しゃあないなぁ…
じゃあ…わしの家で暮らすか?」
「え……?」
「それでお前の不安がマシになるんやったらそうしたらええ」
「ほんまに……?
ほんまに家行っていいの!?」
「ええから言うてんねや」
「………嬉しい!!嬉じい”……
うぅ…グスッ」
「あぁ…またすぐ泣く…」
ギュッ!!
嬉しさのあまり私は萬田くんに思いっきり抱きついた
「………グスン」
「もう泣くな…そうやってすぐ泣くとこ好かんいうたやろ」
「だって…嬉しいんやもん…」
「米原…お前金貸しの女になるんやぞ…ほんまにええんか?」
「そんなん覚悟出来てるよ…
小学生の時にあの約束した日から…」
「 米原……」
「それいや…下の名前で呼んで…?」
「………桜子…」
キュン///
嬉しい…全部が嬉しい…!!
ゴム無くて逆に良かったぁぁ!!
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