テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
リクエスト有難う御座います。
・ センシティブ
・ 🧣さんの浮気表現
今日のらっだぁは、いつも以上にテンションが高かった。明るくて、楽しそうで、よく喋ってる。
俺の知らない誰かのことを思いながら、そうしてるように見えた。
馬鹿馬鹿しい、こんな時に考えることじゃない。そうは思っても、考えずにいられなかった。
配信中の雑談コーナーは、だいたいどうでもいい話ばっかだ。だからこそ、考える隙を与えてくる。
今日も、らっだぁの香水がどうこうっていうくだらないネタで笑いが転がっていく。
s『 そういえばらっだぁさん、最近香水とかつけ始めてますよね? 』
r『 そうだけど。何? 』
s『 いやあ、らしくないなって? 』
s『 はあ?酷くね???しにがみくんってそんな事言う人だったんだ 』
s『 そんな言うほど酷いこと言った!? あ、もしかして女でもできました? 』
r『 さあ、どうだろうね? 』
s『 うわ、隠しちゃって!ぺいんとさんどう思います!?これ 』
p「 ⋯あー⋯どうって言われてもさ? ちょっとグロいって、その会話 」
s『 ええ!?ちゃんとこういうのははっきりさせたいじゃないですか!リスナーさんのためにも! 』
しにがみのいつも通りのオーバーなリアクションに笑いながら答える。ちゃんと、いつもどおりのテンションで。
香水の話が出たとき、真っ先に思い浮かんだのは、この前、アイツが家に来た時に忘れていった瓶のことだった。
流行の最先端をいった、明らかに女物の香水。
少なくとも、らっだぁが自分で選ぶとは思えないし、そもそもあいつに香水の趣味なんてあったかどうかすら怪しい。
配信中だというのに、また考え込んでしまう自分が、少し嫌になる。
音を立ててゲーミングチェアに背を預け、マイクに乗らないようにこっそりと呟いた。
いつも通りに配信を終えて、いつも通りに通話を切ろうとした。
しかし、途中でらっだぁに声をかけられ、その手を止める。
r『 ねえぺんちゃん、この後なんか予定ある? 』
p「 別にないけど。何? 」
r『 じゃあ家行ってもいい? 』
p「 ⋯ なんで? 」
r『 会いたいから 』
家に来たい。それが何を意味しているかなどとっくのとうに分かっていたはずだが、会いたいという四文字に甘い期待を抱いてしまって。
口からは許可を出す言葉が溢れだしていて、思わず頭が痛んだ。
r「 お邪魔しまーす 」
慣れた様子で家に上がれば、それ以上何も言うことなく寝室に向かって歩き出す。
俺も俺で、ただそんな彼の後に着いていくことしかできず、何も言わずに背中を追う。
寝室についた所で振り向かれ、いつも通り目だけでベッドに寝ろ、と合図される。
反抗する気もなければ、自分も昂ってしまっていたため、大人しくベッドに寝転がる。
手首をベッドに縫い付け、寝転んだ俺に覆い被さるような姿勢で深い口づけを落とされる。
初めの方は遠慮してバードキスからだったんだけど。なんて、昔を思いつつも徐々に足りなくなる酸素を必死にかき集める。
あまりにも酸素が足りず 、 脳がふわふわしてきた所で示しつけたように口を離され、空気に溺れかける。
なんとか息を整えていれば、慣れた手つきで服を脱がされ、彼も服を脱ぎ終わっていた。
いつも意識が飛んだように服が脱がされているものだから才能でもあるんじゃないか、と本気で思う。
戯た事を考えているうちに、後孔には立派なご子息を擦り付けられ 、 それだけで自分の身体は反応する。
会いたい、と言われたときから何をするのかなど等に分かっていたから、来るまでに解していたため、もう既に受け入れる準備はできていた。
ただ、解していたとはいっても、久しぶりな訳で。
異物が身体に侵入し、その大きさから孔がはち切れそうな、鋭い痛みを感じる。
p「 ぃ 、 っ ‐⋯ 」
r「 痛い? 」
p「 ⋯ そりゃ痛いよ?でもどうせそのうち慣れるしあんま気にしなくていいって 」
少しも心配そうな顔をしない彼に嘘をつけば、目を閉じ、痛みではない別の感覚を探し出す。
俺のゴーサインを受け取った彼は、全部を挿れきろうと、無理矢理腰を押しつけてくる。
痛い、がそれを声に出したところで倍になるだけ。
唇を噛み、痛み以外の何かを探す。
半分くらいが挿入ったところで、良いところに当たってくれたのか、唐突に痛みと同じくらいの快感にも襲われ、痛みで唸る声と喘声が混じったような声が無意識に漏れ出す。
p「 ッ 、 ん゙ ⋯ ぁ 、 ぁ ⋯ あ ♡ 」
r「 ぺいんと?大丈夫? 」
久しぶりの圧迫感で既にいっぱいいっぱいな俺に気づいたのか、平坦ではあるものの優しい口調で心配される。
もう既に蕩けきっているであろう頬を一撫ですれば 、 動くよ の1言もなく律動を開始する。
乾いた肌が叩かれるような、暴力的な音と、くぐもった俺の声と、あと何か。簡素な寝室では反響することもないのか、将又俺の耳がおかしくなったのか。ただ静かに事が進む。
最中、何度も絶頂していたが、そんなことはお構い無しに犯してくるせいで、段々と精液も薄く、色を失っていく。
p「 は、ぁ ⋯ っ♡ あ、ぁ、♡ぅぁ、ぅ゙ ‐⋯ っ ‐ ♡ 」
r「 ふぅ‐ ⋯ ッは、きもち ‐ ⋯ 」
彼も昂ってきたのか、先程までの浅い部分では満足できなくなり、自身の欲のために奥を目指すようになる。
奥の閉じた壁の部分を突かれる度、下腹部がジンと熱を帯び、先程とはまた違った快楽に襲われる。
p「 あ、あ、ゃ、ッ♡やだ、だめ、そこ、はッぁ゙♡おかし、なる゛、っ♡ ひぅ ⋯‐っっ♡♡ 」
やだ、と子供のように首を振って嫌がるが、そんなことで止めてくるはずもなく、寧ろこの様子で興奮したのか暴力的に腰を押しつけてくる。
最奥に ぎゅ♡ と押し付けられてしまえば、聞き馴染んでしまった、人体からでてはいけない音、とやらが響き渡る。
その瞬間、下腹部からじんわりと、けれど急速に快楽の波が押し寄せ、足をピンと伸ばしたままだらしなく果ててしまった。
p「 あ、♡ あ ♡ ぁ゙あ、ッ♡ あぅ゙ ⋯ っ ⋯ ♡♡ 」
r「 っ、はあ ⋯ ♡ きもち ⋯ 」
p「 ッぉ゙ ‐⋯ 〜 ⋯ ???♡♡ ぁ、ぅ、っ ♡ うあ ⋯ ッ?♡♡ 」
r「 もう言葉出てないじゃん。やっぱかわいいねぺいんとは 」
かわいい。心のこもっていない言葉だろうに、熱っぽい視線と雰囲気と、快楽で脳がやられているというのもあり、生娘のように締め付けてしまう。
r「 あ‐⋯ は 、 締め付けやば ♡ 」
p「 ぅあ゛ 、 ♡ あ、あ゛、すき ゛、 ?♡ すき、すき、ぃ ⋯ っ゛♡♡ ら、らぁ、っ 」
r「 ん?あ、ここね。好きだもんね?ここ突かれんの 」
わかっているくせに。
何に対しての好意かなんて、わかっている癖して知らないフリをする彼に毎度嫌気が差す。
ただ、反論を見越してなのか、実際に好きなところを突かれてしまっているため、言葉を発せるわけもなく、悲鳴のような喘声がこぼれ落ちてしまう。
r「 ⋯ っ 、 イく ⋯ っ ⋯ ♡♡ 」
p「 ひ、ぃ゙ ‐⋯ っ 、 〜 ⋯ ?? ♡♡ 」
腹の奥底に僅かに感じる温もりだけで感じてしまい、またもだらしなく達する。
あんまりの快楽で、肺が機能をしなくなってしまい、口をハクハクとさせて酸素を求める。
酸素不足からか、それとも疲れから何かはわからないが、強烈な眠気に襲われ、抗う間もなく目が閉じてしまった。
真っ暗になった視界の中で、ぼうっと、考える。
朝起きて、どうせ彼は居なくなっているんだろう。疲れを見せない笑顔で、女の元へ行ってしまうから。
こんな男捨てるべきだって、ネットの相談口では何度も言われたし何度も思った。
けれど、それでも離れられない。
どうしても、すきだから。
〆
コメント
1件
oh………pnちゃん……😭😭😭もうなんていうか…辛い…?この感情を書き出せてるのが本当にすごい✨✨✨表現力ガチ尊敬する。ほぼバドエンみたいなところも良い。空っぽな愛みたいな感じがいい。すごい👍👍👍