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朽森「今日はみうちゃんのとこに行こっ」そう隣で上機嫌に話す紫苑にテンションが下がる発言をする。
馨「そうなんだー、ところではやくお金返してくれないか
なーー??」
朽森「怖いって。返す返す!でもさー?お金ないから…」
そう言葉を止め、いきなり腕を引っ張られたと思った瞬間、部屋に引き込まれベッドに押し倒される。
朽森「これでい?」
馨「…ばかでしょ、」
首を傾げながら聞いてくる紫苑に呆れた顔でみる。 その反応を見て無理だと思ったのか顔の横にある手をパッとどけた。
朽森「つれねぇーなー」
やれやれ、と肩をすくめる。
馨「もー…、早く返してよ?」
パッパと乱れた服やらなんやらを整える。
朽森「わかったわかった」
馨「ほんとかな、」
朽森「いや、ホントホントォー」
とぴらぴら手を振って、出ていく僕を見送った。
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「朽森の彼氏さん♡」
馨「え?」と振り向く前に口を塞がれる。
抵抗しようと足をかけコケさせようという魂胆も読まれ、上級者だと分かる。
毒が入っていたのが分かっていても人間の性で息は苦しくなると吸ってしまう。
馨「やば…ッ」
誰かに車の中へと引っ張られ、揺れる視界の中気を失った。