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〖 第9話 〗 番外編・喧嘩した2人のお話 - 後編 -
渡「どうしよう、、」
涼太と話すために保健室を出たはいいけど…
もうすぐでホームルームだし、教室は気まずい気がするし、
呼び出し……なんてできるわけないっ、
渡「放課後まで待つ?でも昼休み気まずくなりそう……っ」
… ♪
渡「…! 涼太、電話、?」(( 出
【 宮舘:あ、翔太? いまどこ? 】
渡「あ、え、えっと、」
【 宮舘:教室にいないから…何かあった? 】
渡「いっ、いま、涼太、教室?」
【 宮舘:え、うん、佐久間と話してて、今帰ってきたけど、 】
渡「あの…あ、やっぱ直がいいから今から抜け出せたりする、?」
【 宮舘:全然、いいけど…どこにいるの? 】
渡「えと…旧校舎の空き教室っ、!」
【 宮舘:わかった、行くから待ってて 】
まさか電話が来るなんて…
じゃなくて、俺も急がないと、!
ガラ
宮「翔太、!」
渡「ぁ、涼太、」
宮「よかった、何かあったのかと、」
渡「大丈夫、笑」
笑ってみせると、涼太はほっとしたのかその場にうずくまった。
宮「…朝、置いてっちゃったでしょ、?」
「だから、怒ってるかなって、」
渡「え、」
宮「勝手に先行ったし…、」
渡「いや、涼太こそ怒ってないの、?」
宮「なんで?」
渡「いやいや、それこそ先行ったし…」
宮「それはほら、翔太が怒ってたから…、!」
いやいや、それは、って言い合いをするうちに
2人とも笑えてきたのか、頬が緩んだ。
宮「…ふ、笑」
渡「いや、なに笑って…、笑」
宮「翔太も笑ってるじゃん、笑」
渡「だってさっきから同じことばっかでさぁ、笑」
宮「はぁ、もう、笑」
「でも、怒ってなさそうでよかった、笑」
渡「こちらこそ…、だけどさ、」
宮「、?」
渡「怒ってないなら、朝置いてったのはなんで、?」
てっきり、寝起きが悪くて呆れてとか、
俺がきつく言ったからカッとなったとかだと思ってたけど…
宮「……嫉妬した、」
渡「…ん?」
宮「阿部が本気で好きって言ってて…嫉妬した」
渡「……??」
なに?なんのこと?
宮「どーゆー関係かは知らないけど、俺の方が好きだし」
…え?
渡「ぇ、え?ん?」
宮「俺、翔太のこと好きみたいなんだよね」
渡「…ええぇっ?!//」
宮「あ、ごめん、変だよね、幼馴染なのに、笑」
そうじゃなくて、!
渡「違う、!!」
宮「…?」
渡「阿部のは勘違いで、他のやつの話で…っ」
「変、なわけないし、嬉しかったし、、!」
「だから、っ!」
宮「だから…?」
ここで言うんだ
渡「俺も…っ、涼太のこと、好き、です、」
宮「ぇ、」
渡「ずっと昔から、涼太だけ見てた」
「でも、勇気が出なくて…、」
ギュ
渡「、!?//」
宮「嬉しい、言ってくれて」
渡「ちょ、近いって、!//」
宮「…んふ、耳真っ赤、笑」
渡「もう許さない、っ//」
宮「えー、せっかく今日一緒に帰ろうと…」
渡「ゆるす、」
宮「やった笑」
抱きしめてもらって
一緒に帰る約束もして
俺は今、世界一幸せだと思う。
ずっと好きだった涼太が
彼氏になった。
ちょっと照れくさいけど、
みんなにも…言わなきゃね。
その後俺は涼太に連れられて
授業に参加するハメになりました。
…楽しかったから許す、笑
𝐍𝐞𝐱𝐭 … ♡100