「私、亜人なんだ」
嫌われるのが怖くて皆に隠していた私の秘密。それは、私が亜人であるということだ。
「亜人って言うのは…まぁ簡単に言えば不死ってこと。寿命以外で死ぬ事はなく、どんな事をされても生き返るの」
「ベリアン達と逆だと思えばいいんじゃないかな。ベリアン達は不死ではないけど不老でしょ?私は不死ではあるけど不老ではないの」
「ずっと隠しててごめんね。私が亜人だとバレたら嫌われるかも、って思ったら言い出せなくて」
「主様……」
「でもね、もう大丈夫。私の事は守らなくていいからね!むしろ私が皆の盾になるから!」
「は?」
「は?」
自分の口から零れ出した声は自分でもビックリするくらい低い声だった。周りを見れば主様の言っていることが理解できない、と言った顔をしていた。
「バレちゃったものは仕方ないし、これからは私が守るから!“この子”もいるしね」
「……主様。なぜ私達が怒ったのかまだ理解できていませんか。」
「?」
「私は、主様に傷ついて欲しくありません。ましては死ぬ等というのは論外です」
ベリアンさんが普段より低い声でそう言った。怒っているようだ。主様は何故ベリアンさんが怒っているのか理解出来ないと言った表情をしている。
「死ぬって言っても私生き返るし、何が問題なの?」
ひゅっ、と息が詰まる。心底不思議そうに問う主様に、俺は初めて怖いと感じた。聞く所によると痛みは感じるはずなのにそれでも平然と自ら死に向かって行くのは狂っているとしか言えない。
「私がもっと早く言っていれば私を守るなんて無駄な事はせずに他の人守れたし怪我もしなかったよね。それで怒ってるんだよね、ごめんね」
「違います!主様、そんなことありません!例え主様が生き返ると知っていたとしても俺は主様を守ってました!生き返るとかそんなの関係ない、俺は主様を守りたいんです!!」
ロノが声を張り上げてそう言った。
「なんで?」
「主様、生き返ったとしても痛みはあるんでしょ!?僕、主様が痛い思いするなんて嫌だよ!」
「あはは、ラムリは優しいねぇ。私達にとってはこれが“普通”だから心配いらないよ」
「だって、“殺され続ける実験”を受けてたからね」
・嫌われたくないと無意識のうちにセーブ
・バレたから別に隠さなくてもいいや!
・肉盾になれば皆を守れる!←イマココ
別に生き返るんだから死んでもいいという考え。痛覚はあるので普通に狂ってる。
10年間程殺され続ける実験を受けていた。最初は痛くて怖くて泣いていたが、ある言葉でこれが普通だと受け入れた。その後、痛いとかあまり感じなくなった
因みに徹夜してる時に書いたのでいつも以上に駄文です( ᐛ )パパア
コメント
9件
亜人って何か分からなかったけど生き返れる種族?である事は何となくわかった、10年間ぐらい♡♡♡れ続けてたら精神崩壊しそうなんだけど、てかウチなら絶対してる、うん、( ˙-˙)
いやぁ...背筋がゾッとしたわ...主ちゃんナチュラルサイコ?((