昨日はあのいがぐり頭に酷い事言った気する。でも後悔とかはしてない。事実だか ら。
4月の廊下はまだ寒い。
後ろから足音。。
??「ねえ。君」
壬「?」
振り向くと金髪のにやけ顔が立っていた。
物間「A組の個性複数持ちってやつ?」
壬「…」
はっきり言って消えて欲しかった。この自分以外をゴミクズとしか思っていなさそうな顔に。
壬「…」
このまま教室まで無視を決め込もう。
物間「無視かい?同じヒーロー科なのに」
壬「…手。どけて」
わざわざ触るなよ。
走った。全速力。あいつは流石に諦めてた。
飯田「廊下は走るんじゃない! 」
壬「はいはいごめんなさい。」
お茶子「急いでどうかしたん?」
壬「ちょっとね。」
前を見ていなかった。
壬「お、ごめん」
轟「ああ」
壬「で、誰だっけ」
轟「轟焦凍」
壬「轟…」
何か言いたげな怪訝な顔。
壬「賑やかそうな苗字だな」
轟「…!そうか」
なんだその顔は
とゆうか誰かに似てると思ったらエンデヴァーの息子か。
壬「じゃーな」
轟「ああ」
モテそうな顔立ちだな。
壬「でさ、麗日 」
お茶子「ん?」
壬「このクラスじゃない金髪の子知らない?」
お茶子「ん~。予想やけどB組とちゃうん?」
壬「B組か。ありがとう」
お茶子「なんもええよ!」
麗日は親切だ。
壬「今からB組覗いてくるわ」
飯田「ホームルームに遅れないようにな!」
壬「はい」
てかB組ってどこだ?
壬「すいません。B組ってどこすか。」
??「すぐそこだよ。B組に何か用?」
壬「色々。A組の壬です」
庄田「僕は庄田二連撃」
壬「ああ。はい。金髪の男の子を知りません?」
庄田「もしや物間君のことかな?」
壬「その人かもしれない。どこにいますか?」
庄田「もうすぐでホームルームの時間だから昼休憩に来てくれたら呼んでおくよ。」
壬「じゃあそうする。」
振り返って教室に向かおうとした時。
居た。真後ろににやけ顔が。
壬「なんか用すか」
物間「こっちのセリフだな、狼くん」
壬「昼休憩に来る」
それだけ言って自分は教室に戻った。
飯田「ギリギリではないか!?」
壬「でも間に合った」
飯田「雄英生たるもの…」
長いな。インゲニウムもこんな話長いのかな。
相澤「席に着け」
昼休憩。自分は頭が悪い。だから。ドタキャンする。
最初はそう思っていたけどさ。意味が分からない。今の状況。
物間「ねえねえ」
壬「…」
なんでA組の教室の前で待ち伏せしてんのよ。
物間「ドタキャンなんてまさか考えないよねー?ヒーロー志望だもんね~?」
壬「ヒーロー志望ならもう少し静かにしろ」
物間「まあまあ。そっちで話そうぜ」
なぜわざわざ自分の手を引いてまで連れて行きたがる。
壬「なんで朝話しかけた。」
物間「個性複数持ちとか面白そうだし、見てみたかったんだよ。」
ヘラヘラするなよ。