※音楽家設定,家族不仲,グロ,精神異常
grメイン(17歳), ???End
↑が良い方はこの先をどうぞ
お楽しみ下さいな↓
─ワンク─
1つのグランドピアノが置かれた部屋に
美しい音色が響き渡る
それを聞いていた2人はその演奏者を褒めた
称賛と拍手の音がドア越しに聞こえる…
だが、それを妬むものが1人
ドアの外で待っていた
gr)………………チッ
舌打ちし、部屋に戻る
gr)…交響曲
自分の持っている楽譜とにらめっこし続ける
両親は音楽家
完璧で美しく賛美溢れる音色を生み出す
若い頃は『天才』なんて呼ばれてたらしい
俺の兄弟…弟もそうだ
両親のオリジナル曲も完璧に弾きこなし
周りの観客も惹かれるほどの音を生み出す
それに対して俺は褒められるどころか
罵倒ばかりだ
俺は生まれつき左手の人差し指が不自由だった
それ故に何処か惜しく
一部部抜けた音色になってしまう…
両親が求めるのは完璧な者だけ
求めているのは俺じゃなくて『弟』
そんな完璧で天才な彼に嫉妬していた
彼等が去った後で1人
練習を重ねる
だがいくら練習しても
その音色は『不完全』で
溢れてくるのは悔しみと怒りだけ
しばらく練習していると
両親が現れ
嫌味を言われる
父)まぁ~た練習してるのか?
お前にはどうせ無理なんだから、諦めろ
母)そうよ、そんな無駄なことしてる暇があったら勉強してちょうだい?
gr)……………
そんな言葉に俯くことしか出来なかった
夜、1人夜空を眺める
欠けているように見える月
自分と似ているようで似ていない
なんだか格の差を見せつけられてるようで
届きようのない怒りを月に向けた
gr)はぁ…
ため息ばかり募る
生きていることに疑問を感じて
今していることが正しいのかさえ分からない
gr)向いてないのかな…音楽
ここまで来ると才能が無いようにも思えてくる
だが両親の言う通りになるのは気に食わない
gr)そうだ…そうだよ
元ある曲が弾けないのなら…
gr)自分で作ってしまえばいいじゃないか…ッ!
そう言って、机に向かい
夜通しペンを走らせた
数年後
遂に完成した
自分だけのオリジナル曲が
交響曲が…
明日は国民全てが集まる日
そんな場で
1つのコンサートが開かれるらしい
そうだ、そこでみんなに聞いてもらおう
それで褒めてもらえれば
両親だってきっと認めてくれるはず
演奏が始まった
段々と自分の番が迫りくる
緊張もあったがそれ以前に速く聞かせたい
という気持ちがほとばしる
次は弟の番か…
数分もすると拍手の音が聞こえてくる
俺の番か…
深呼吸をし、舞台に立つ
軽やかな手つきで演奏を始める
観客はみな釘付け
終わった頃には拍手と称賛の声で溢れていた
その時、舞台裏にいた弟が舞台に飛び出した
弟)なんで…なんでお前が俺よりも称賛されてるんだよッ゛!おかしいだろ!?💢
弟)…ックソがぁ゛ッッッッ!💢
そう言って俺に飛びかかる
避けられずに下敷きになってしまった
観客達がざわついている
弟)ははは…wもう2度と舞台に立てないようにしてやるよ、gr
gr)…ッ゛!?
この時、強く弟を突き飛ばしておけばよかった
隠し持っていたであろうハンマーで
左手を潰された
小指の付け根らへんがえぐれ
骨が剥き出しになっていた
『嘘だろッ!?』『誰かお医者様呼んできてッ!』
そんな声で溢れている
gr)…………………違う(ボソッ
俺がほしいのは称賛の声だ
こんな声が欲しいわけじゃない
違う…違う…
頭に音色が響き渡る
弾いてみたい…
みんなに聞かせたい
そんな感情で埋め尽くされていて
気がつけば弟を突き飛ばし
ピアノの席についていた
gr)……………………ッ
独特で思わず聞き入ってしまうほどの音色
恐怖で釘付けにされる
頭の中がごちゃ混ぜになるような感覚に侵される…
観客達は狂ったように声を上げ手を叩く
gr)これだ………これを求めていたんだ…ッ
剥き出しになった手のことなど
気にもとめず
弾き続ける
狂気に陥った人間達を止められるものは
もうこの国には居ない
gr)はははッw…ハッㇵハ/\ッッッw
舞台には壊れてしまった演奏者と
それを称賛する観客
永遠に止まることはない
死ぬまで、永遠に
語彙力無くてゴミ作品が出来ました☆
コメント
1件
神だぁ! 言葉にならねぇ、すげぇ、