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ーーーーパリーーィン!!!
耳を劈く様な、窓硝子の破壊音。
ある者は固まり、ある者は戦闘態勢に。
またある者は目を見開いた
真っ白な髪をたなびかせ、成人している様には見えない少女が、窓硝子を割って飛んできたのだから。
空中を硝子の破片と共に舞い、そして床に身を打ち付け声を漏らす。
苦しそうな声は、ゴロゴロと転がった先の机の角に背中をぶつけて掻き消えた。
バラバラと舞い落ちてくるのは文字が書き連ねられた書類の数々
それは、国木田が太宰にやれと云って置いておいた書類の山が置かれた机
詰まり、太宰治の机だった
当の本人は柔らかな白いソファに身を預け寝そべっていた為、被害は無し。
けれど目を見開き驚いていることには変わらなかった
「な、何事だ!?」
驚いて声をあげたのは国木田 独歩。
ズレた眼鏡も気にせず、転がり込んできた少女に駆け寄るが、
太「国木田くん!逃げて!!」
国「!!?」
太宰が、国木田に向かって叫ぶ。
が、国木田が太宰に視線を向けたせいで、後ろががら空きになってしまった。
『もう遅い』
──────冷酷無情の世界に
雅火の手のひらに拳銃が生成され、拳銃を国木田に向け、
打った。
国「ぐっ……」
急所に当たり、国木田は倒れてしまう。
谷「国木田さん!!」
谷崎が、国木田に駆け寄ろうとする
太「行ったらダメだ」
太宰が止めた。
『……良い判断だ。だが、さっきも言ったけど、もう遅い』
「「「!!?」」」
雅火が話し終えた途端、部屋の中に白煙が広がる。
太「皆、煙を吸うな!!毒だ!」
太宰が叫ぶが、それも虚しく谷崎や宮沢らは、次々と倒れていく
『太宰さん、ごめんなさい』
太宰は、部屋から颯爽と消えたのだった
コメント
1件
え、最高すぎ