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※模造注意
※ご本人とは一切関係ありません
※キャラ崩壊あるかも
BLではないです
地雷さん回れ右
Nakamu→nk
Broooock→br
シャークん→shk
きんとき→kn
スマイル→sm
きりやん→kr
【sm視点】
スマホの目覚まし音で、俺は目を覚ました
見慣れた天井、見慣れた自分の質素な部屋
目覚ましを止め、重い体を起こす
この音で彼等を起こさないだろうかと一瞬思ったが
隣の部屋はきんときだ。問題ないだろう
なんて当たり前の事を考えながらリビングに繋がる扉を開ける
いつも通り俺が一番で、リビングに人はいない
まだ日は昇りきっておらず、カーテンも閉め切られているため、部屋は薄暗い
カーテンを開け、少しの日差しが差し込む
その眩しい光に目を細め、今日もまた1日が始まることを実感する
顔を洗い、いつものスーツに着替えて朝食を作る
前はBroooockやきりやんが作っていたのに
今はもう、二人とも料理なんてできる体じゃなくなってしまった
ただ黙々と手を動かしていると
誰かが降りてきた
「おはよ」
聞き慣れたあいつ の声がきこえる
sm「ああ、きりやんおはよう」
kr「ん」
そのままきりやんは洗面所に向かっていった
いつも俺の次にはきりやんが起きてくる
もうこの光景にも違和感を感じなくなってきた
続けてもう一人、階段を降りてくる音がした
「お、は、よ、(口パク」
そうきんときは俺に向かって微笑む
sm「お、は、よ、(口パク」
この会話も慣れたものだ
きんときに俺の声は届かないし、きんときの声も聞けない
普段は手話で意思疎通をしているから、手話での挨拶でもいいんだが
料理中の俺に対しての気遣いなのだろう
ありがたく受け取っておく
きんときと入れ替わりで出てきたきりやんが俺の手元を覗き込む
kr「おおー美味そう」
sm「お前に散々教えてもらったからな」
kr「まあ、これくらいはね?余裕でやってもらわないと」
sm「今日は我ながら上手くできた」
kr「普通に美味そうだもんな〜絶対いい匂いしてんじゃん。俺はわかんないけど」
そう言って彼は少し悲しそうな顔をした
この匂いを、彼は感じることができない
それが、少しだけ残念だった
「おはよー」
「おはよぉ…」
sm「シャークん、Nakamuおはよう」
食卓に朝食を並べていると、二人が起きてきた
Broooockは…まだ寝ているんだろう
kr「おはよ~二人とも早く顔洗いな」
nk「ほーい。あ、シャークんそこソファーあるからこっちね 」
shk「どっち?」
nk「こっち(手引」
shk「ありがと」
kn「おはよう(手話」
nk「おはよう!(手話」
sm「Broooockは?」
kr「どうせまだ寝てんでしょ」
sm「はぁ…起こしてくる」
俺は、きんときにも起こしてくることを伝えてBroooockの部屋に向かう
sm「Broooock、入るぞ」
返事はない
微かに寝息が聞こえる
部屋の扉を開けると、スヤスヤと寝ているBroooockが居た
俺は問答無用でおでこを叩く
sm「起きろ(バシ」
br「痛?!」
彼は勢いよく飛び起きておでこを抑える
sm「やっと起きたか」
br「んぇ…スマイル、今僕のこと叩いた?」
sm「叩いた」
br「なんで??」
sm「どうせBroooock揺らしても起きないし、これぐらいしないと起きないだろ」
br「そうだけどさぁ、もうちょっとなんかないの」
sm「ない。ほら、歩けるか?」
br「…多分」
sm「車椅子でもいいけど?」
br「リハビリがてらね、歩かせてよ」
sm「わかった、でも一応持ってくぞ」
br「うん、ありがと〜」
危なっかしい足取りだか、なんとかリビングに辿り着く
Broooockの部屋はここから一番近い部屋だが、この短い距離でも彼にはしんどいだろう
リハビリのお陰で、少しずつ歩けるようになっていて安心する
kr「あ、 やっと来た」
nk「遅いー先食べてるよ」
kn「…笑」
shk「Broooock?おはよ」
kn「歩けてるね(手話」
nk「そうじゃん!Broooockもう歩けんの?」
shk「え、歩けてんの?」
sm「リハビリのお陰でな」
br「まだ完全に歩けるわけじゃないけど」
kn「でも、凄い(手話」
kr「ほんとにな」
sm「とりあえず顔洗ってきたら?」
br「はーい」
nk「俺ついてくわ!みんなは先に食べてて」
shk「わかった」
NakamuがBroooockの後を追いかけていく
二人の後ろ姿を見ていると、後ろから声をかけられる
kr「スマイル突っ立ってないで座れよ」
sm「ああ、いただきます」
kr「シャークん、お箸これ」
shk「あ、これか。ありがと」
シャークんは手探りながらも、ご飯を口に運ぶ
彼は自分が何を食べているか味でしか分からない
世界が見えないなんて俺には想像もつかない
それはここにいる全員に言えることだか…
これがいつもの日常、いつもの朝
足りないピースを補い合って暮らしている
あの頃とは全く違うけど
俺はこの日常も嫌いじゃない
彼等がいてくれれば、それでいい
そう思いながら、俺は朝食を口に運んだ