最終回書いていきます!!次回の新連載のアンケートもとりたいと思います!!カップリング(ブルロ以外でも️⭕️)内容の番号を感想コメと一緒に書いてくれたら嬉しいです!!予定よりも話数多くてすみませんでした💦そんじゃ「冴凛」の世界へ~?٩(.^∀^.)งLet’s go!!
⚠️注意⚠️
・BL要素あり
・冴凛地雷な人逃げて!!
・光属性の方見るのオススメしないです…
・メリバ(メリーバッドエンド)です
皆さん…凛が幸せだったらそれがHappyENDです。凛”が”幸せだったら…。
それでもいいよって方だけ進んでくだせ!!
冴視点
ピッピッピッ(電子音)
冴…「凛…目を覚ましてくれよ…。」
あの日試合が終わり、凛が急に倒れた。潔が話しかけていたが凛はなにか言おうとすると同時に倒れたらしい。
冴…「なぁ…凛…」
・数日前
凛は倒れた後救急車に乗って病院へ向かった。つき次第、緊急手術室へ連れてかれ、手術を受けていた。その間近くのベンチで監督と待っていたが生きてる心地がしなかった。長い時間待っていると手術が終わったのか医者がでてきた。
『なんとか一命はとりとめました。ですが凛さんの様態が非常に深刻なものでして…。とりあえず凛さんの病室にご案内します。』
と言われた。凛の身体が危ないということだろうか。凛が寝ている部屋につき、医者が凛の様態について話した。
医者…「凛さんなのですが、特に体に異常はありませんでした。」
異常がない…?急に倒れたのにか…?
冴…「異常なしなのに凛はなんで倒れたんだ。」
医者…「それが…分からないのです…。これは私の予想になってしまうのですが、凛さんはなにかトラウマがあるんだと思います。 」
トラウマ…?あの凛に…?あまり考えられない事だ。
冴…「凛は今まで…ずっと元気…だっ……あれ…?」
凛は今まで元気だったか…?凛をあの時突き放して以来凛とちゃんと話せていない。凛が今までどうだったのかも知らない…。俺は…凛の何を…知っているんだ…?
医者…「凛さんに何があったのか私たちは知りません…。今の様子だと目覚める様子がないんです…。」
凛は一生起きないって事か…?
医者…「起きる可能性は勿論あります。なのでとりあえず様子を見ましょう。 」
冴…「……あぁ…」
様子を見るっていつまでなんだ…?凛は本当に起きるのか…?
冴…「なぁ…凛…。お前とちゃんと話がしたい…。」
それから1週間が経った。相変わらず凛は起きる様子がない。
冴…「凛…今日も来たぞ…。」
俺は毎日練習が終わり次第凛の病室へと行っている。毎日通って、話しかければ凛が起きてくれるかもしれないと思ったからだ。
冴…「今日な、潔のやつが凛のお見舞い行きたいって言ってたんだ。お前と潔はライバルだと思ってたけど、案外仲がいいんだな…。そうだ…凛のために鮭茶漬け持ってきたんだ。日本から取り寄せた物だから絶対美味いぞ。」
なにくだらないことを喋っているのだろうか。凛の方を見る。相変わらず無表情だった。
冴…「お前の笑った顔…あれ以来見てねぇな…」
なぁ凛…お前はいつになったら起きてくれる…?いつになったら…
潔…「凛ッ!!元気してるか!?」
冴…「潔…」
潔…「おい~冴、暗い顔してんじゃねぇって!!大丈夫…凛なら絶対起きてくれるって!!な!?」
冴…「ッ…そうだよな…」
潔…「そんな暗い顔してると凛がぬりぃって言うぞ?ほらぁ、お兄ちゃんだろ?しっかりしろって!!」
お兄ちゃん…。お兄ちゃんか…。
冴…「なんでお前はそんな明るくいれるんだよ…。ずっと凛は起きてくれないのに…」
潔…「……だからだよ…。」
冴…「…。」
潔…「お前は凛の何も知らない…。俺は分かるぞ。凛がなんで目覚めないのか。」
冴…「はッ…?」
凛が目覚めない理由……?なんで潔が知ってるんだ…?
潔…「まだ分かんねぇのか…?凛が苦しんでる原因が…!!」
冴…「……」
潔…「冴…お前だよ。」
冴…「俺…?」
俺が原因で凛が起きないって事か…?
潔…「お前は凛がどんな思いで生きてきたか分かるか…?ずっと生きてるのが辛かった凛の思いが…分かるか…?」
どんな思い…?生きてるのが辛い…?
潔…「ごめん…。凛。言わないって約束だったけど、やっぱり守れない…。………凛はな愛されたかったんだよ。 」
冴…「愛されたかった……?」
潔…「凛は誰にも愛されてこなかった。愛を貰えなかったんだよ。でも、唯一くれる人がいたんだ。」
潔が真っ直ぐ俺を見つめてくる。
冴…「唯一…?」
潔…「悔しいけど、お前だよ。凛にとってお前だけ愛情が嬉しかったんだ。」
冴…「俺だけの…?それはおかしい…。だって凛は…家族からも愛されていた…!!母さんも…父さんも…中学のチームメイトも皆凛を必要としてたし…愛してたはずだろ…?」
そうだ…。凛は愛されていた…。俺はしっかり見…
冴…「…あれ…」
潔…「それを見たか…?凛が愛されてたであろう所を。」
凛は…あれ…?母さんから凛に話しかけている所を見た事がない…。母さんや父さんか達から何かを買ってもらっていたところを見たことがない。俺が言ったことを母さん達が気づいて買うっていうのが多かった…。
潔…「凛は…どんなに辛い状況でもお前との約束を果たすためにサッカーを続けたって言ってた。でもそんな凛にお前はなんて言った…?」
『俺の人生にお前はいらない。消えろ凛。』・『慰めてくれると思ったか?欠陥品が』
冴…「ッ…!!」
潔…「ずっとこの人だけには愛されてたかった凛に…。冴だけが…凛の救いだったんだぞ…?」
俺だけが…凛の唯一の救い…。そんな凛に俺は…。
潔…「凛は無意識に冴に助けを求めてた。あの電話の内容でお前もなんとなく察してたかもしれないけど、凛は冴の事をずっとみてたんだ。どうしたらもう一度褒めてくれるのか…。どうしたら…『利用価値』を示せるのか…。」
冴…「……俺は凛の事…なんにも知らなかったんだな…。」
凛なら大丈夫って勝手に思い込んでいた。俺が海外に行った時、周りとの差に悔やんでた時も『今、凛は母さんたちと楽しく過ごしてるんだろうな』と凛の事を妬んだりした時もあった。でも本当は違くてその逆だった。俺がい無くなったから凛はもっと暮らしずらくなったんだ。
冴…「凛…。」
凛の方をもう一度見る。あの時、凛はどんな気持ちだったんだ…?
潔…「……急に色々話してごめん…。でもこれが事実なんだ。凛がどんな思いで過ごしてきたのか…。」
冴…「…あぁ…。」
なぁ…凛。話したいことが増えた。そして謝りたい。今まで辛かったのに俺は凛に酷いことを言った。謝ってすむかも分からない。だって凛は今それが原因で起きないんだろ…?
凛…「…………。」
冴…「……きっと夢をみてるんだな…。」
誰かから聞いたことがある。過度なショックを受けると現実から逃げだしたくなりずっと夢の中に閉じこもってしまうということを。
冴…「…やり直したい…。」
時が戻れるのならやり直したい…。体がベットに崩れ落ちる。
冴…「起きてくれ…凛…。話したい…。ずっと話せなかった分…話したい…。」
そう問いかけた。だけど現実は無慈悲に…残酷に、凛にその言葉が届くことはなかった。
・数ヶ月後
どれだけ月日が経とうが凛は起きない。起きる気配もない。眠っているからか点滴でなんとか生きている。だけれど、凛の体はどんどんと弱っていっている。
冴…「なぁ凛…」
今日も凛に話かける。
凛…「…………」
もちろん返答はない。
冴…「凛、お前はどんな夢を見ているんだ?」
凛…「………」
冴…「……でもこれだけは分かる…。そこは現実よりも幸せな空間なんだろ…?」
凛…「……」
冴…「なんで分かるかって?それはな、凛少しだけ笑ってるから…」
凛…「………」
冴…「でも、凛…。もう一度…1度でいいから…、起きて兄ちゃんに…昔みたいに笑いかけてくれ……」
凛…「………」
冴…「凛は昔からお願い事はなんでも聞いてくれた……最後のお願いも聞いてくれよ……」
凛…「………」
もちろん返答はない。
なんでかって…?だって夢の方が”幸せなんだから”
おかえりさーい!!どうだったでしょうか!!次回にエピローグを投稿して『利用価値』は完結でございます!!!!いやぁ長かった!!凛が幸せになれてよかったですね!!エピローグも楽しみにしててください!!もっと凛を幸せにしちゃいます!!ハートとコメ励みになります!!バイバイ!!(。・ω・)ノ゙
コメント
20件
1がいいです。最終回だからゆっくり読もうと思って見ていたら。本当に感動しちゃいました🥲見てて楽しかったです!
最後は違った幸せで、これもありだな! 1で、記憶喪失から徐々に思い出して最終的にくっつくって感じがいいな、、 冴も凛も一緒に幸せになってほしい それか、死の境界線的な場所で冴を選ぶ的なのも、いいな
凛ちゃん…幸せなら…良かったよ…。、最後は兄ちゃん(冴)にとびきりの笑顔を見せて欲しかったなぁ…、泣きながらでも…。、…これも一種の幸せの形かぁ…。、凛、幸せになってね…!。 2が、良いです! 愛されって良いですかね…? まぁ…取り敢えず、主人公は玲王でお願いします!