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第1話 【凛として立つ】

The flower that blooms in adversity is the rarest and most beautiful of all.（逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい。）

ウォルト・ディズニー

《in 凛の部屋》

🩷 『うーん、この色？あ、いや、この色か？明日の学校へ着てく服決めんの迷う〜。』

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―数分前―

《リビングにて》

🩷母 『凛！明日の準備終わったの？』

🩷『決めてない。後で決める！』

🩷母『お母さんそれ聞いたの今日8回目だよ…？』

🩷『…。わかった！わかったから！荷物とか全部纏めてくるから！』

🩷母『新しい学校なんだから可愛くきめていきなよ~』

🩷『はーい』

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そこからずーっとスマホばっかいじってたらもう22:00過ぎてんの。やっばい。

🩷『取り敢えず、ネクタイは絶対でしょ、嫌だけど。。。あとはこのスカートと~』

―数十分後―

🩷『ふぅ。全部1時間以内に終わらせちゃった。僕って天才かも？なーんて。』

鏡を見て自分に問いかける。

🩷『この服装でいいよね。スカート履いてピンクのベストに、この髪飾り。母さんも可愛くしてけって言ってたし…。でも前みたいにキモがられないかな…、って！メソメソしないって決めたんだからメソメソしない！』

と自分に言い聞かせ両頬をペシッと叩く。

🩷『よし明日早いし寝て忘れよう』

そう言い僕はぬいぐるみに囲まれた布団に入り眠りについた。

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第2話へ続く。