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knside.


午後12時。


帰り慣れた家から普段匂わないような匂いがした


咳をしてしまいそうなくらいむせかえる匂い


異変を感じた俺はすぐさまリビングへと行った


ガチャ、ドタン!


「あ、おかえり〜𓈒𓂂𓏸」


と、普段は聞かないような甘い声で俺の彼女はそう言った


「ただいま…だけどどうしたのそれ」


机の上に置いてあるものを指差しながら聞いた


「これ?これはね〜いつもきんとき帰ってくるの遅いからこれ飲みながら待ってたのっ!」


そう無邪気な笑みで彼は答えた


質問の答えになってるかはわかんないけど可愛いからとりあえずいいや


「飲んで待ってたって…どれだけ飲んでるの?」


「???」


いかにも質問の意図が分からないような顔でこちらを見つめてくる


この部屋がお酒の匂いで充満してるのに気づいてないみたい


「匂いキツイから窓開けるね」


俺は普段お酒を飲まないため、匂いだけでも酔ってしまいそうだった


だからいち早く窓を開けて換気をしようと思ったのだけれど…


「開けちゃだめっ!」


「俺の声が外に響いちゃうでしょ…?」


初めは言っている意味があまり理解出来ていなかった


ただ、俺の事をじっと見つめるそのエメラルドの瞳を見て理解出来た


ただ、俺は彼に言ってほしいがために気づいてないふりをした


「ちゃんとした理由もないなら窓開けるけど?」


そう言うと、彼は気恥ずかしそうにこちらに近づいていき俺の耳元で


「一緒にえっち、するんじゃないの…?」


と言ってきた


彼の顔を見る限り、タコのように赤く、耳までもが真っ赤に染まっていた


愛おしいなぁと彼を見つめつつ、意地悪をしたくなったので彼の耳元でこう言った


「そんなのしゃけが我慢すればいいんじゃないの?」


彼の顔がさらに赤くなっていくのがわかった


彼自身本当にするとは思っていなかったのかもしれない


「じゃあっ!」


「や、優しく…してよね…」


俯きながらこう言った


聞こえるか聞こえないかの声量で。


「しょうがないなぁ」


「窓は開けないでおくから覚悟しててね?」


こう言ってしまったのはきっと部屋のお酒の匂いのせいだろう


そう自分に言い聞かせる


ふと彼の方を見ると、ベッドから”早く”と言わんばかりの眼差しでこちらを見ていた













うーーん…駄作…

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