今日、2話投稿して終わりです!
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「〜♪〜〜♪」
「まんちゃおうたじょーず!」
「ありがとうめう〜ゾムも練習したら沢山歌えるようになるめう!」
「じゃあまんちゃおしえてー!」
「分かっためう!」
最初はただの口約束だと思っていた。
本当に少しだけ、子供の考えを見誤っていたのかもしれない。
ゾムは次の日から本当に歌を習いにきた。
毎日、トントンには内緒で
最初は不思議だった
なぜ大好きなトントンに内緒で教えを乞うのか
ただ、最近になってやっと分かった。
トントンの誕生日にサプライズで歌ってあげたいんだと
子供の発想ってすごいめう…
「〜〜♪〜♪」
「そうそう、上手めう!」
「ほんま!!?」
「JKは嘘付かないめう〜」
「んへへ…やったぁ!」
歌を練習するようになってから、ゾムの喋りは流暢なものになり違和感の無い喋りに近かった。
それでもまだ年相応な言葉使いや感情表現が残っているため、可愛らしさが溢れ出ている。
いや可愛いほうがええんやけどな?????
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それから2週間かけて練習し、ついにゾムが今までの練習の成果を発表する時が来た。
他の幹部も、事前にケーキを用意したりとサプライズ準備は万端だった。
「とと!!」
「え、はい、はい?」
「たんじょーびおめでとぉ!!!」
「!!ありがとなぁ…ゾム〜」
タイミングを見計らって食堂の電気を切る。
ゾムに歌うよう促したら恥ずかしがりながらも真剣に歌い始めた。
とても綺麗な旋律で始まり、ゾムの思い全てが詰まった歌。
誰もが聞き入ってゾムの歌を聞いた。
「〜〜♪」
歌い切った途端、食堂全体には拍手が巻き上がった。
トントンも嬉し泣きしていて歌が終わった途端、抱きしめていた。
間違いなく、トントンにとって最高な一日になっただろう。
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おまけ(数年後)
『〜♪〜〜♪』
「あ!ちょ!!トントン!」
「ん〜?」
「恥ずいから流さんといてやぁ…」
「可愛いからええやろぉ」
「ややぁ…」
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終わり!!
コメント
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ピャー