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軍人に子育ては無理がある!

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軍人に子育ては無理がある!

16 - 第16話(りくうぉう)

♥

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2023年09月10日

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今日、2話投稿して終わりです!

______________________

「〜♪〜〜♪」

「まんちゃおうたじょーず!」

「ありがとうめう〜ゾムも練習したら沢山歌えるようになるめう!」

「じゃあまんちゃおしえてー!」

「分かっためう!」


最初はただの口約束だと思っていた。

本当に少しだけ、子供の考えを見誤っていたのかもしれない。


ゾムは次の日から本当に歌を習いにきた。


毎日、トントンには内緒で


最初は不思議だった

なぜ大好きなトントンに内緒で教えを乞うのか

ただ、最近になってやっと分かった。


トントンの誕生日にサプライズで歌ってあげたいんだと

子供の発想ってすごいめう…


「〜〜♪〜♪」

「そうそう、上手めう!」

「ほんま!!?」

「JKは嘘付かないめう〜」

「んへへ…やったぁ!」

歌を練習するようになってから、ゾムの喋りは流暢なものになり違和感の無い喋りに近かった。

それでもまだ年相応な言葉使いや感情表現が残っているため、可愛らしさが溢れ出ている。

いや可愛いほうがええんやけどな?????

______________________

それから2週間かけて練習し、ついにゾムが今までの練習の成果を発表する時が来た。

他の幹部も、事前にケーキを用意したりとサプライズ準備は万端だった。

「とと!!」

「え、はい、はい?」

「たんじょーびおめでとぉ!!!」

「!!ありがとなぁ…ゾム〜」

タイミングを見計らって食堂の電気を切る。

ゾムに歌うよう促したら恥ずかしがりながらも真剣に歌い始めた。

とても綺麗な旋律で始まり、ゾムの思い全てが詰まった歌。

誰もが聞き入ってゾムの歌を聞いた。

「〜〜♪」

歌い切った途端、食堂全体には拍手が巻き上がった。

トントンも嬉し泣きしていて歌が終わった途端、抱きしめていた。

間違いなく、トントンにとって最高な一日になっただろう。

______________________

おまけ(数年後)

『〜♪〜〜♪』

「あ!ちょ!!トントン!」

「ん〜?」

「恥ずいから流さんといてやぁ…」

「可愛いからええやろぉ」

「ややぁ…」

______________________

終わり!!

軍人に子育ては無理がある!

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