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『愛はもういらないからさ 、 僕の大切な妹を返してや 』
僕は不吉な子
溶けない雪を生み出して 、
『魔法』と言って操れて 、
人はそんな僕を嫌うんよ 。
ほんのちょっと昔はね
大切な大切な妹 、 『おらこ』という存在がいて 、
僕の居場所を見つけてくれて
ある 、 学園に受験したんや 。
でもな 、 受かっちゃって 、
それを報告するために
家に戻ったら 、
襲撃に会ってたようで
大切な妹の髪飾りが一つ。
僕の相棒は受験に連れてきちゃったから
妹を守れるはずもなく 、
僕の居場所を消された。
そんな様子を見てる
受験の 、 審査員がいて
僕の「相棒」という
精霊を見つけて 、
折角受かったのに落とされちゃうんだな 。
あぁ 、 何もかももういらへん 、
『受験なんか受けなきゃよかった』
審査員の方は目を見開いて
睨みつけられるかと思ったら
同情の瞳を向けられた。
その顔 、 大嫌い 。
僕が哀れなのを見下してるみたい 。
『もういいんよ 、 』
僕の相棒 、、 ゆきだるまくんは
慰めるように近寄ってくるけれど
今の僕には
『妹』
失ってしまった大切な人が
戻ってこなきゃ
心の支えにならないな 。
あぁ 、 愛とか何もいらない
妹を蘇らせて 。
・・・そんな魔法 、 あったらよかったのに
『審査員さん ? ありがとうございましたっ .’ 』
最期と思えるその言葉は笑顔で 。
待っててね 。
『おらこ』
燃える火の粉の中に僕の体を倒す。
『 さようなら 。 またどこかで逢えたらいいな 』
何処かに伝わりもしないその言葉は僕の__の言葉だった
ばいばい 。