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るるくらげ
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おぉ、第一章が終わったー!それはそうとして1週間で密度が高すぎるw
※今回は半分夏世視点。半分眞籠視点でお送りいたします。
どもども主です!
前回めっちゃ気持ちよく死刑執行人戦が終わりましたね!
今回はその後を書きました!
今回は夏世ムーブましましで行くので楽しんでくださいな!
~あらすじ~
最後の一撃は…
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目を覚ますと白い天井だった。
「ここ…どこ…?」
それとなく周りを見回すと美香がいた。
「あっ…美香…おはよ」
「ええ…おはよ…って夏世!?起きたの!?」
「うん。今起きたよ」
「一回、先生呼んでくる!」
すごい勢いで走っていった。元気だなぁ…
その後美香が連れてきた先生に寝ている間に何があったのかを聞かされた。
「なるほど…3日ぐらい寝てたのか…」
「そうよ。心配させて…でもよかったわ。これで表彰式には間に合うわ」
「え?表彰式って?」
聞きなれない単語だなあ…
「だって…数十年に渡って冒険者や生徒を殺し続けたモンスターを討伐したのよ?学園の歴史に残る偉業よ?」
「死刑執行人ってそんなにやばいモンスターだったの!?」
「そうよ。あの時誰かがやれれば全員道連れになるからほんとに危ないことしないでって言ってたのよ」
「そんなに……あれ?私そんなやつ相手にいろいろしでかしたってこと?」
「やっとわかったかしら…」
そりゃ先輩たちも助けてくれないね。
「とりあえず明後日の朝に表彰式だから遅刻しないでね」
「善処する!」
「絶対と言ってもらいたいのだけど…」
しょうがないよ!朝弱いんだから!
「はあ…いいわ、最悪迎えに行くから」
「ありがてぇよ…」
これで安心して寝られる…
「今日はもう帰るわ。また明日先輩たちと一緒に来るわ」
「はーい。ばいば~い!」
「また明日」
美香は手を振って病室を出て行った。
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翌日。美香は言った通り眞籠先輩と曜先輩を連れてやってきた。
「夏世~起きたのです!」
「後遺症がなくてよかった」
二人ともとても心配してたそう。なんか申し訳ないな…
「眞籠先輩もMP切れだったけどだいじょぶそ?」
「へっちゃらなのです!」
「1日ずっと動けなかったぞ」
「曜は黙るのです!」
病室にほんわかとした空気が流れる。
「よかった…倒せて…」
心からそう思える。
「よかったわ。まあ私たちに負けはありえないけどね」
「そうなのです!固い曜に指示も回復もこなせる美香に最強の物理攻撃の夏世に私がいるのです!負けは絶対にありえないのです!」
「うむ。そうだな」
すごい絆が深まった気がした…
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おはようございます。午前8時半。完全に遅刻です。
「夏世!ぼーっとしてないで早く着替えなさいよ!」
美香曰く7時過ぎから起こしてたそう。で今8時半。どんだけねてたんだろ私…
「今着替える!」
目も覚めてきたのでさっさと着替える。じゃないと怒られるからね。
「もう行くわよ!せっかくの表彰式なのになんで寝坊するのよ!」
「ごめんって!最近ずっと寝てたから!」
「もう!そう言ってずっと寝てるじゃない!間に合わないから走るわよ!」
「おーけー!」
8時半の住宅街を思いっきり駆け抜ける。
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体育館sideの眞籠視点。
体育館には全校生徒と多くの報道陣でいっぱいだった。
「これから表彰式を始める」
学園長の一言で少しざわついていた体育館はしんと静かになる。
そんな中、私たちは今から表彰される…
しかし…二人がいない。ほぼMVPともいえる二人がいない。
「曜、これ大丈夫なのです?」
「まずいな…完全に遅刻だな…」
主役がどちらも遅刻という悲劇。一応教師には伝えたものの、だいぶまずい。
さらに今回は学園、それに国の歴史に残るようなものだ。もちろん報道陣もいる。
そこに遅刻は…印象が悪くなりすぎる…
「一応10分はとってもらった。それまでに来ることを祈るしかないだろう」
「そうですね…」
学園長が無駄な世間話で時間を稼いでくれているうちに来てくれれば…
しかしそんな思いと裏腹に15分しても来なかった…
「死刑執行人を討伐したパーティーの表彰に入ります。拍手でお迎えください」
アナウンスが入る。
「行くのです…二人は諦めましょう」
「しょうがないな…」
舞台袖から二人で出ていく。
大きな拍手とカメラのシャッター音で迎えられ学園長の前に立つ。
「これから4人の表彰に入ります…」
「あれ?二人しかいなくないか?」「4人って言ったよな…?」「おかしくない?」「学園側のミスか…?」「遅刻か?」「まだ病院に入院してるのかも…」
4人と呼ばれたのに2人しかおらずざわめく。
「ごっほん」
学園長の大きな咳払いで静かにさせるが、疑問は消えない。
「最初に…桜木夏世殿。貴殿はこの死刑執行人遭遇戦において勝利に多大なる貢献をしたとして…」
バッコォォォォン
「遅れましたぁぁぁあ!!!!」
「!?!?!?」
体育館の大きな扉が大きな音を立て開かれる。
ドアの前には夏世がいた。
「こら夏世!思いっきり開けすぎよ!そっと開けなさいよ!!」
突っ込みながら美香も入ってくる。
「二人とも!」
「眞籠先輩!遅れちゃった☆」
「遅いのです!なぜ今日という日に遅刻するんですか!」
「いや~…道で迷子の…」
「思いっきり夏世の寝坊よ。いくら起こしても起きなかったのよ」
「ちょっと全校生徒の前で言わないでよ!」
「あんたが悪いのよ」
話しながら体育館の脇を通り、二人は登壇した。
体育館全体が静かになる。多分情報量の多さでパンクしたのだろう…学園長も目を丸くしているし…
「………表彰を続ける……桜木夏世殿。貴殿はこの死刑執行人遭遇戦において勝利に多大なる貢献をしたとしてここに表する」
夏世がうっきうきで賞状を受け取る。
「ありがとうございまーす!!」
パシャパシャとカメラのシャッターが切れる音がしきりに聞こえる。
「次に…水岸美香殿。貴殿はこの死刑執行人遭遇戦において全体の回復を担いつつパーティーの舵を取ったとしてここに表する」
「ありがとうございます」
美香は一礼して賞状を受け取った。
「次に、東堂眞籠殿。貴殿はこの死刑執行人遭遇戦においてパーティーを勝利へ導いたとしてここに表する」
「ありがとうなのです!」
私も一礼して受け取る。
「最後に立花曜殿。貴殿はこの死刑執行人遭遇戦において全員を護りつつ最後まで倒れずパーティーを支えたとしてここに表する」
「…感謝する」
曜も一礼して受け取る。
こうしてみると学園長との身長差がすごい…
「みんなで掲げよ!」
そんなことを考えていると夏世がある提案をした。
「ちょうどマスコミもいることだしいいわね」
「私は別にいいのですが…教師たちは何と…」
「…別にいいと思うぞ。歴史的快挙だ。それぐらいは許してくれるだろう」
曜もそういうんだったら大丈夫そうだ。
「じゃあ掲げるよ!」
「ええ」「掲げるのです!」「うむ」
壇の真ん中でみんなで賞状を掲げた。
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翌日。数十年に渡ってダンジョンのクリア報酬として「試練」という名で冒険者や生徒を葬ってきた死刑執行人が討伐されたというニュースがテレビや新聞などで報道された。
討伐したのはたった4人の学園の生徒パーティー。ニュースと共に乗せられていた写真には笑顔で賞状を掲げる夏世たちがいた。
第1章 完結。
第2章 開始。
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あとがき
どもども!終わりました第1章!
いやね…入学から初ダンジョン…2回目のダンジョンで先輩と共に死刑執行人を引いて命のやりとりを重ね、討伐からの入院後の遅刻表彰式ってどんだけ内容濃いんですか!
まだ入学から1週間たってないよ!?
そんなスピーディーな夏世たちに比べ書くのはめちゃんこ遅い主…完璧な対比だ…
とまあ冗談は置いといて、次回は幕間を2話挟んでから第2章に入りたいと思います!
幕間はリアクションが行ったり来たりするから覚悟しろよ!
追加情報:死刑執行人は特殊ボスなため討伐されれば二度と自然に復活はしません。