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コメント失礼します😊今回のお話も最高でした♪祐希さんの嫉妬深さと藍くんに対しての愛がすごい伝わりました♪藍くん頑張ってね〜て感じですね笑😆ゆうらんさんのお話は本当にすごいなて思うしいつもどんな風に考えてるのか気になってしまいます🤭 これからも頑張ってくださいね♪ 応援してます📣
嫉妬深い祐希さんも良いですね🤤藍くんのことが好きすぎるが故の重めの愛!藍くん頑張って受け止めてあげてな~ 次も楽しみにしてます!
「あのさ‥流石に目立つんじゃね?その跡‥」
練習後、更衣室にて‥。
俺は元々肌が白いのは重々承知しているが。目立つんやろか‥。
小川さんが呆れたように笑いながら指を指す。首元を指すその指はきっと‥昨夜の祐希さんのキスマを示しているんだろう。
「やっぱり目立ちます?」
「ああ、それ気付かない奴なんているの?っていうぐらい」
やっぱりか。なるべく首元が隠れるようなインナーを着たつもりだったが‥。
「皆は気を遣って言わないけどさ。あまり目立つのも良くないだろ?」
「そうなんすけど‥いくら言っても付けていくんやもん‥」
「祐希さんが?」
コクリと頷く。小川さんは祐希さんとの仲を知っている数少ない内の1人だ。なので必然的によく相談事にも乗ってもらっていたりする。
「ふーん‥」
無表情にそう呟いた小川さんだったが‥途端にニヤリと口元で笑い‥次の瞬間、
「こんな風に?」
グイッと前触れもなくインナーを引っ張られ前屈みになった俺の首元めがけて唇が吸い付く。ピリッとした痛みを感じ‥慌てて小川さんを引き剥がした。
「何するんすか!?」
「ぷっ!笑。いや、こんな感じかなと思って‥てか、お前隙ありすぎだろ!笑 」
焦る俺を見て心底楽しそうに笑う。こういう時ほど無邪気に笑うんだもんな‥怒るに怒れない。そしてさっさと話題は次に移ってるし。
まぁ、いつもの事か‥そういつもの戯れ‥。そんな風に軽く考えていたから。
そんな俺達を鋭い視線が見つめていた事に、
全く気付かなかった‥。
「はぁ‥んん‥ふっ‥」
玄関に入った瞬間に待ち構えていた祐希さんに捕まえられ、そのまま激しいキスをされる‥
昨日も会ったばかりだったが、その日も呼ばれ慌てて自宅に戻り準備を済ませてきたところだった。急いで飛び出したおかげで、まだ髪がほのかに湿っている。
その髪に長い指を絡ませるとグイッと上向きにされ、薄く開いた唇に噛みつくようなキスをされる。
感情をぶつけるような激しいキス。時折歯があたり、あまりの激しさに涙ぐむ。
やっと唇から解放された時には、クラッと立ち眩みがするほどだった。
いつにもまして激しい。
よろめく俺の身体を支える腕は優しかったが、俺を見つめる瞳が険しい事に気付く。
「そのまま来てって言ったよね?シャンプーの匂いがするし‥」
乱暴に顎を掴まれ耳元で囁かれる。
「だって‥昨日も‥言うたけど‥ひやっ!!」
弁明しようとする俺の言葉を遮り、耳たぶをカプリと噛まれる。そんなにもシャワーを浴びてくるのが嫌なのだろうか‥。
「俺は藍の匂いが嗅ぎたいって言ったじゃん‥それに‥」
そこまで言うと‥Tシャツの首元を乱雑に引っ張られ、ある一点を凝視しながら吐くように呟かれる。
「ずいぶん楽しそうだったよな‥小川と」
「えっ?」
「俺もいるの分かってて、あんな事する?見せつけてんの?」
強い言葉に狼狽えながらも記憶を辿る。小川さん‥?
「忘れてんの?ここに後が残ってるのに‥」
グイッと首元を親指で強く押され、痛みで顔をしかめる俺を見つめる祐希さんの表情には明らかに怒りが込められていた。
跡‥?。‥そうか、そう言えば小川さんがフザケて噛みついたところや‥。
準備する事に慌てていたせいで、すっかり忘れていた。
「ちがっ‥、これは、小川さんがふざけただけで‥」
「ふざけて跡なんかつける?本当は何かある?まさか、俺に隠れて‥」
「そんな事っ、あるわけ無いやん!祐希さん以外なんて‥」
「じゃあ、証明してよ‥服脱いで?」
「えっ‥‥服?‥‥ここで?」
あまりの言葉に戸惑う。ここは玄関なのだから‥。
「祐希さん‥部屋行こ?‥俺‥ちゃんと証明出来るから‥ここは嫌や‥」
「ダメだ、今すぐ脱いで、今、確認したいんだから」
「‥‥‥‥‥わかった」
本当は嫌だったが、こうなった祐希さんは実行しないと気が済まない事を‥俺は知っている。
Tシャツをパサリと脱ぎ、ズボンもそのまま脱ぎ捨てる。しかし‥
「何終わった気でいるの?下着も脱いで、」
やっぱりか‥。
監視されている中、最後に下着を脱いだ。証明する為に‥。
身に纏うものがなくなった俺をゆっくりと上下に見つめながら、祐希さんの手が身体中を撫で回す。
「跡は‥ないか‥ここのは俺がつけたし‥」
明るいところで確認すると‥身体に付けられた跡はほとんどが祐希さんの残したものだった。首元以外は、人に見られない場所につけてくれているようだったが‥それでも点々とつけられる赤い個所は‥
まるで俺の所有物だと言わんばかりのようだ。
「も‥ええやろ?‥行こ?」
目的は果たしたはずだ。早く部屋に行きたい。羞恥心に襲われながらも祐希さんの手を取る。なのに‥
「でも、藍に隙があるのがいけないのかもな‥こんな簡単に他の男に触らせてるなんて。ねぇ?」
「えっ‥‥やっ、あっ‥///」
おもむろにさらけ出している中心部を握りしめられる。敏感な部分をスラリとした指が弄るたびに身体の熱が高まる。
「まって‥やだ‥」
「嫌?嘘つきだね‥ここ、ほら?もう先走りが出てるじゃん‥気持ちいいんでしょ?」
グリグリと先端部分ばかりを弄られる‥意地悪く。執拗にそこばかりを責められ‥次第に胸の突起物も熱い口腔内に包まれ、身体はすっかり感じさせられていた。達することしか考えられない。
「やぁ‥‥だぁ‥めぇ‥」
「もうイきたい?‥ねぇ、藍?こんな身体にしたのは誰?誰が教えてくれた?お前に快楽を教えたのは誰なのか‥言えよ」
もう少しで達しそうだ‥それを察した祐希さんが耳元で問いかける。勝手にイかないようにと掌で根元を制しながら‥
「も‥イきたい‥イかせて‥ゆう‥きさん、教えてくれたんは‥ゆうき‥さんやから‥」
「にこっ。だよね、俺だよね。」
俺の顔を覗き込み祐希さんが笑う。
「藍‥覚えてて?俺はお前の何もかもを手に入れたい。その為なら多少の犠牲を伴う事も分かって欲しい。ほら、イっていいよ」
途端に制止されている掌を外され‥淫らに上下に扱かれる。一気に押し寄せる快感に何も考えられない。
先走りのせいなのか、淫らな音が響き渡る。
「‥やぁ‥イ‥‥イくッッ!!! 」
そうして、達するのに時間はかからなかった。
「藍‥たくさん出たね‥」
掌の白濁をペロリと舐め取る祐希さんを半ば放心状態で見つめる。
「藍‥愛してるよ‥
お前のものは俺が全部貰うから‥
そうすれば
お前は俺のものになるだろ?なぁ?」
そう言い微笑む祐希さんは‥
前と同じ優しく聡明な表情だった。
しかしその顔に戸惑ってしまう。
表情は同じだが、前とは明らかに違う‥
どこで歯車は狂ってしまったのだろうか‥。
どこで‥‥‥。