一覧ページ

闇いずリル

第4話 - 第4話その手は

2022年08月24日

#創作

#死体撃ち

#タグとかいちいちめんどくね？((殴

#やばい

#世界観が分からない

自我削除済のアカウント

さあ、手を出せ。……いい子だ。

これで大丈夫。……ほら、もう離さないぞ。

はっはー！これなら絶対に逃げられないよなぁ～！よしよし、おとなしくしててくれればそれでいいんだよぉ～♪……ん？どうしたんだ、急に立ち止まって？ああ、あの子が心配なんだね。確かにちょっと危なっかしいところはあるけど、君がついていれば問題ないだろう。それに、君は強いしね。

じゃあさ、ボクたちも一緒に行こうか。二人で一緒なら怖くないもんね。

えっと、名前はなんていうのかな？へぇ、アリスっていうんだ。可愛い名前じゃないか。

うん、よろしくね。……うわ、本当に手が小さいなぁ。こんな手であんなすごい魔法を使ってたなんて信じられないよ。女の子の手って柔らかいんだねぇ。

おっと、ごめんごめん。別に変なこと考えてるわけじゃないから安心してくれよ。ただちょっと触り心地がよかっただけだよ。

ところで、どうして君は一人で旅をしてたんだい？ずっと遠くの国から来たとか言ってたよね。なんでまたわざわざ危険な道を選んじゃったんだろうね。

まあいいか。とにかく今はこの街で暮らすといいよ。ここは良い所だからきっと気に入ると思うよ。

そうだ、せっかくだから教えてくれないか。

私は誰なんだ？キミたちは何をしようとしている？……キミたちというのは、つまり…………？……私にも見えるぞ、あの塔が。……あそこにあるはずのものは、なんだったかな。……さぁね、忘れてしまったよ。

あれが現実になるなんてこと、あり得ないけどね。……ありえない？……どうしてだい？……だって、あんなところには何もなかったじゃないか。……そうだな、確かにそうだ。……。……どうせなら、もっと楽しいことを考えようぜ。……例えば？……それはもちろん、アレだよ。……ああ、アレか！……へぇ、君も好きじゃないかい？……そりゃ、嫌いってヤツはいねぇんじゃねえの？……ははっ、それもそうだね。……だけどさぁ、あいつらだけは本当に嫌だったよなぁ～。……。……うん。……まあ、しょうがないことなんだろうけど。……私らは、ただ見てることしかできなかったし。……そうなんだよなぁ。……結局、私たちは所詮、部外者でしかなかったわけだし。……それでも、できることがあれば良かったんだけどな。……できることがあるとすれば、それはきっと、こうやって夢想することくらいしかないんじゃないかしら。……うーん、なんか違うと思う。……そっかぁ。……じゃあさ、こういう考え方をしてみたらどうかしら。……えっとね、これはあくまで私の想像なのだけれど。……ほほう、それでそれで？……うん。……もし、私たちみたいな存在が他にもいたとしたら、それはやっぱり、同じように考えてたんじゃないでしょうか。……おお、そういう見方もあるかも知れませんな。……お兄さんみたいに賢い人は他にもいるかもしれないもんね。……いや、別に俺はそこまで頭良くないですってば。……いいわよね、あなたたち。私たちはこんなふうにしか生きられないっていうのに。……だからといって、このまま諦めてしまうつもりはないんでしょ？……当たり前だ。……諦められるかよ。……よし、そうと決まれば作戦会議だ。……まずは何をするべきか考えないとな。……ふむ、なかなか興味深い意見ですね。……なるほど、そういう見方もありましたか。……おいおい、あんたらまで一緒になって何してるんですかい？……おっと失礼しました。……皆さんの意見を聞きながら考えていたのですが、ひとつ提案させて頂いてもよろしいですか？……あら、何かしら。……せっかくの機会ですから、一度思いっきりやってみてはいかがでしょう。……思いっきり？……はい。……そうすれば、また違った世界が見えてくるかもしれませんよ。……おお、そりゃ面白そうだ。……賛成、大賛成。……悪くありませんね。……もちろん私もいいと思います。……そうね、たまにはいいこと言うじゃない。……はは、ありがとうございます。……では、皆様のご賛同もいただいたことですし、早速始めましょうかね。……ああ、待ちなさい。……えっ？……あなたにも是非参加していただかないと。……いえ、私は遠慮させていただこうと思いまして。……おや、それは残念ですね。……どうぞどうぞ、遠慮なさらず。……さあさあ。……えっと、じゃあお言葉に甘えて。……はい。……それでは参ります！……………………ここはどこだろう。……僕は何をしていたんだったかな。……確か、あの子に会って、それで―――。……あれ？……おかしいな。

思い出せないや。……それにしても綺麗だなぁ。

ここ。……本当に真っ暗だけど、不思議と怖くはないんだよねぇ。……なんだか眠くなってきたかも。

ちょっとだけ寝ようかな。……うん、それがいいよね。……だってこんなに気持ち良いんだもん。……起きてから考えればいいや。

それじゃあ、お休みなさい……。…………………………おはようございます。……目が覚めましたか？はじめまして。……私は、あなたの夢の中に住む住人の一人ですよ。……よろしくお願いしますね。……あなたは私のことを覚えていらっしゃいますでしょうか。……申し訳ありません。……記憶が混乱されているようでしたら、無理をしないほうがよいでしょう。……まずはゆっくり休んでください。……それからゆっくりとお話をいたしましょう。……私がここにいる理由もその時にいたしますの