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第8話「密室の誘惑」
……。
…………。
「っ!」
叫びそうになったのを、俺は自分の口を塞いで必死にこらえた。
それは島雪穂に見つかりたくないから、じゃない。
「み、ミツハル……」
ハダカの女の子が――リコだったからだ。
白い肌。
ウエーブのかかった、長くて茶色の髪。
むちっとして触り心地のよさそうな(つーか触り心地最高なのはもう知ってる)腕や脚やおっぱい。
もう見事なまでにハダカなリコは、なぜか必死に壁に張り付いているように見えた。
「リコ、おまえ……」
「ご、ごめんなさいごめんなさい、うっちゃんね――」
「待て! あんまり声出すな!」
俺はリコの口を塞ぐため、慌てて立ち上がった。
けど。
「あ、ミツハル、足」
リコに声と同時に、豪快に何かを蹴っ飛ばした。
ぐしゃっ、と紙が潰れる音。
それから――山が、崩れてきた。
「あ――」
「あぶねっ!」 *****************
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