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ねぇねぇ、知ってる?あの噂。


噂?何それ。


知らないの?しょうがないなぁ…色んな世界のどこかに、ある事務所があるんだって。その事務所は、普通じゃ出来ないような依頼…例えば、心霊とか暗殺とか?をやってくれるんだって。でも、依頼が終わるとその人は…


その人は…どうなるの?


それはね…




俺にはある悩みがあった。それは、最近買った家の事だ。何やらその家は、元々でかい宗教団体が使ってたとかでその時使ってたであろう祭壇とかはそのまま残ってた。だから、本来ならウン十万は超えるはずなのに安くなってた。

俺は幽霊とか信じないタイプだから、祭壇とかの場所意外を使えばいいだろ、って思ってその家を買った。


それが間違いだった。毎日毎日変なことが起こる。棚の物が減ってたり、帰って来たら壁に血で変な模様がついてたり…

どんな所に相談しても、お祓いしても意味はなかった。だから、噂に頼る事にした。


その事務所は、今や誰も住んでいない街に 一軒ぽつんと建っていた。家を出た時は快晴だったのに、いつのまにか霧が濃くなっていた。

からん、からん。

ベルの音がして、俺は中に入った。中はいかにもらしい事務所で、部屋の中心には長椅子と長机、横には棚が並んでいる。そして部屋の奥、窓際の一際高そうな机に誰かが座っていた。


「あ、あの…すみません。」


俺が声をかけると、その人物は振り返った。


「おや…失礼しました。」


その人はそう言うと、椅子から立ち上がり俺の前までやって来た。


「初めまして、私この事務所を運営しております、葉内千歳葉内千歳はうちちとせと申します。本日は、どのようなご用件でしょうか?」


「えっと、依頼です。」


「承知致しました。詳しくお聞きさせていただきたいので、席へどうぞ。」


俺が長椅子に座ると、後ろから声がした。


「よろしければ、お茶をどうぞ〜。」


「あ、ありがとうございま…っ⁉︎」


そこに居たのは、茶髪の女性だった。でも、明らかに人間じゃない。頭からは動物の耳が生えていて、尻尾が見え隠れしている。


「あら、驚かせてしまいましたね。ごめんなさい。私はここの従業員の蜂園舞と申します。」


俺が固まっていると、蜂園さんはにこっと微笑み横のドアに入って行った。


「それで…どのような依頼でしょうか?」


俺は事の一部始終を話した。


「成程…そうですか。」


「…受けていただけますか?」


「ええ、勿論です。」


よ、良かった…俺はこれで断られたらどうしようと思っていたので、とても安心した。


「ありがとうございます!あ、そういえば料金っていくらですか?」


俺はそう言い、財布を取り出す。


「ああ、うちでは依頼料金は後払いにさせていただいておりますので、今は大丈夫ですよ。」


「あ、そうなんですね…」


「依頼が完了したらご連絡致しますので、こちらの紙にお名前とご住所を記入いただいてもよろしいですか?」


「あ、はい。✍️」


「確認しました。では、完了し次第ご連絡致します。」


「よろしくお願いします…」


からん、からん。

これで大丈夫…俺は、少しの不安感とこれからしばらくお世話になる友人への気持ちを抱えながら、帰路についた。


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