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遠い昔日帝という男がいた

その男は大変美しく他国からも欲しがられるほどの美貌の持ち主だった

そんな日帝が大切に大切にしていた金魚を誰かが持ち出し海に放り投げてしまった

程なくして日帝は死んだ

寿命か病気か…はたまた自殺か…

行方も分からぬまま星になった

一方海では日帝に大変そっくりな人魚が産まれていた

捨てられた日帝の金魚の子供である

金魚は日帝への感謝の想いを子供に託しその結果産まれたのが後の日本である

稚魚は日本海から波に乗り離れたソ連の冷たい海へとたどり着いた

そのソ連の海で産まれ育った稚魚は海の底でひっそりと暮らしていた

やがて月日が流れソ連がロシアに代わる頃海へ潜った水戦艦により人魚は発見された

隊員)ッ何だあれは…今すぐ追え!本部にも連絡を入れろッッ

意外に人魚は逃げはしなかった地上に興味があったからだ

人魚は引き上げられロシアの研究所へと送られた

大きな大きな水槽に入れられた人魚はずっと鳴いていた

人魚)キュゥワルルルルル…クゥ…

ロシア)よう人魚

そこへ一人の男が現れた

ロシア国の化身である

人魚)クゥゥ…ゥ゙ルルルル

ロシア) お前は今日から[日本]だ

日本)クルルル?

ロシア)まぁ分からないだろうな…今日はゆっくり休め明日は飛行機に乗るからな

日本)クゥ…


はぁ…やっと何処かに行ってくれた…

なぁにが日本があの野郎…

俺は日本…と言うらしい

意思疎通が出来ないからって馬鹿にしてんのか…?

まぁいい俺の目的は日帝を海に還す事…

皆が思ってる日帝と真実は違う

日帝は元々人魚だ

それが無理に地上へ出たが上に力を失った

何故地上に上がったのか…何故無理してでも居続けたのか…理由は分からないが親からはこう聞いていた

一度人間になった人魚はもう一度海に還り永遠に地上に戻らない事を約束する事により一度人間として死んだ人魚が生き返るという伝説である

伝説とあるが実際に生き返った者もいる

しかし今回は別だ

今回の件は国の化身だからだ

極稀に人魚から国の化身に変化する事がある

その場合はどうするのかが分かっていない

だから可能性としては五分五分…

人魚は普通億単位で生きている

国とも人間とも違う

やり方としては魂の眠る場所…つまり墓に行き魂と話をし魂を海へと連れ還し連れ出した者と魂が祈る事により生き返るというもの…

そして親からの最後の言葉…[日帝を海へ還し海を閉じなさい]

海を閉じるというのは誰も入らせないという事…つまり二度と日帝を触らせない魂胆だろう

…が僕は違う

海は閉じない

ただ日帝を連れ帰る

問題があるとすれば日帝の墓は「世界政府」というところにある事くらい…

そして今ここ、ロシアに居る


朝日が差し込む朝日に照らされ日本は目を覚ます

現在居るのはアメリカ、ロサンゼルスのとある会議室である

アメリカ)…!おぉ目ぇ覚めたか

日本)…グルゥ…キュゥワルルルルル…

〘続く〙

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