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連れ去られてからはY国で実験の毎日
男「次は炎の能力を入れろ」
ゾム(幼少期)「ァ”ァ”ァ”ァ”!」
変な薬を体にいっぱい入れられた
男「他の実験体はすぐに死んでしまったが、お前はなかなか耐性があるな」
「これなら…」
…もう10年くらいずっと実験され続けている
毎日、毎日、毎日毎日毎日毎日毎日…
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
スマイル「…」
ゾム「まぁ、こんな感じや」
「変な薬いっぱい体に入れられたから、俺の体はもう普通じゃない。普通の”人”とは違う」
スマイル「…逃げれなかったんですか?」
ゾム「うん…。実験が終わったら眠らされて、目が覚めたら訓練か実験…」
「逃げることも、死ぬこともできんかったなぁ」
スマイル「…ごめんなさい」
「こんな、辛い話をさせてしまって…」
ゾム「いや、俺も話せてスッキリしたわ。ありがとな」
そう言いながらゾムさんは俺の頭を優しく撫でてくれた
…こんなに優しい人がどうして…
ゾム「まぁ、もう良いんや」
「俺もそろそろ死ぬと思うねん」
スマイル「…え?」
ゾム「…体がもう限界なんや」
「最近特にひどくてなぁ…身体中痛いねん」
スマイル「…ッ!」
ゾム「…楽しいことしたかったなぁ」
スマイル「…楽しいこと、しましょう」
ゾム「…?」
スマイル「白尾団に…来ませんか?」
ゾム「…」
「………ぃ」
司会「参加者の皆様、広場にお集まりください。繰り返します、参加者のーーー」
ゾム「……行こっか」
スマイル「ぁ……」
「…終わったら、返事聞かせてください!」
ゾム「…うん」