呪術廻戦〜北海道呪術連編〜

釘崎は毛玉の術式によって、周囲の物が次々と糞に変わっていく光景を目の当たりにしていた。彼女の武器である釘も例外ではなく、全てが変わり果ててしまった。焦りと怒りが混ざり合う中、釘崎は一瞬の静寂を感じ、次に取るべき行動を決断する。

「これで終わりじゃないわ…」釘崎は低く呟いた。

「どうするんだ？これ以上の抵抗は無駄だよ！」毛玉が勝利を確信し、冷笑を浮かべる。しかし、その瞬間、釘崎は意表を突く行動に出る。

「食うわよ…」釘崎は、自らの釘が糞に変わったものを手に取り、決然と口に運んだ。

周囲が凍りついたような静けさに包まれる。毛玉はその異様な光景に目を見開き、声が出ない。「ま、まさか…！」

釘崎は平然とした表情で、毛玉に向けて鋭い視線を投げかけた。「こんなもの…あんたの術式なんかで私を揺るがせることなんてできないのよ。」

毛玉は動揺を隠せず、釘崎の予想外の行動に術式を乱され始める。その瞬間、釘崎は再び術式を発動し、逆転の一手を放つための準備を整える。