テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
404、いつも陰にいる彼女も饑餓という概念はある。
でも彼女は食に興味が酷く無いため、美味しい不味いではなく食べられるか食べれないかでその時の食事を決める。
今日は少し焦げたステーキにした。これしか無かった。
404「…………」
しかし周りに食器はない。素手で食えというのか。
404は仕方なく両手を自身の腹に持っていき…
404「っ……グッ」
裂くように傷つける。
何故か?簡単だ。彼女の「喰う」口と「話す」口は別々だからだ。
最低限のみ喋る彼女の「話す」口に物を含む事はできない。含もうとしても吐くか、開かないかだ。
ベリッベリッ…グシャムシャ……
404「ゥァッ!!!ガッ…ハァ……」
うっすら涙を浮かべかけたがすぐ引っ込める。
そして腹には縦状の獣のような口が開かれた。
ゆっくりステーキを入れて、「喰う」
口はしっかり噛み砕き飲み込む。そして閉じたかと思えばゆっくり消え、元の肌に戻る。
404はぼーっとしていた。
痛みと旨さの余韻が丁度良かったのだ。
もし彼女が強大な神か何かだったらまず真っ先に食欲という概念を消すだろう。
そうすればあんな痛い目に遭わなくて済むのだから。
いつも無口無表情無感情の彼女も痛みや小さな恐怖には怯えるのだ。
何これby主
コメント
1件
おっっと、新しい扉が開いたかもしれません