「平静でいられない」
晴(はる)さんがすこし恥ずかしそうに言った時、一瞬なにを言われたのかわからなかった。
だけど、それがどういうことか―――。
また晴さんの家に行ってもいいということだとわかると、熱いものが胸の奥から湧き上がってくる。
「ありがとうございます、嬉しいです……!」
晴さんの中に自分の居場所があると感じられて、ドキドキしながら笑えば、晴さんもほっとしたように笑い返してくれた。
「よかった。じゃあ、そのふたつ買いに行こう」
「はい!」
晴さんと一緒にレジへ向かい、マグカップがふたつ入った紙袋を受け取ると、そろそろカフェに入って休もうかという話になった。
「このショッピングモールにもカフェはあるみたいだけど、一応、近くで美穂が好きそうなカフェも調べてきたんだ」
「えっ、ありがとうございます!」
晴さんがスマホで見せてくれたのは、おしゃれな外観のカフェだった。*****************************
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