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「…………意地悪……」
涙目になる彼女の髪を慈しむように手で撫でながら、
「……そんな目で見られたら、もっと責めてあげたくなりますね」
もう片方の手で、下着を足首まで引き下ろした。
「どうしてほしいのか、言ってみなさい」
唇を咥え込むように深く食んで、抱いた躰を責め立てていく。
「……ん……触って……」
吐息と共にこぼれる、甘く鼻にかかる声音に、体が疼き溜まった熱が中芯に集まっていくように感じる。
「指を、入れてあげましょうか…」
指の一本を滑りにまかせて中へ挿し入れて、
「……可愛いですね、あなたは」
内奥を弄ると、粘り気がくちゅ…りと糸を引いて太腿を垂れ落ちた。
「……ぅんっ…」
「……私は、初めて体を合わせた時から、本当は……」
息が上がる彼女の艶めいた唇に、濡れた唇を押しあてて、貪るように塞いで、
「……本当はずっと、あなただけが欲しくてたまらなかったのかもしれない」
堪え切れない想いを、「はぁ……」と漏れるひと息とともに吐き出した。
「……先生…んっ……もっと、抱いて…いて……」
滲み噴き出す汗に、抱き合う身体がしっとりと濡れて滑る。
せがまれてキスをすると、吐く息が熱を孕んで、 こんなにも貪欲に女性を求めたこともないと……、
そう思うだけで、達ってしまいそうにも感じた……。
抱き締めた腕の中で、
「……本当は、こんな風にずっと……」
囁きかけると、
「……君を、優しく抱いてあげたかった……」
彼女と過ごした夜のことが頭をよぎった。
「……責め立てて泣かせるつもりまでは、本当には、なかったのです……」
息を整えようとしてか、胸元に顔が埋められる。
「……君の心を手に入れようとして、あんな形でしか愛せなかった私を、君は……」
その髪をふっと撫でて、そう言いかけると、彼女が首を横に振り、
「……もう、いいので……」
私へ口づけて、その先の言葉を封じ込めた。
「だから、先生、抱いていて……」
ぎゅっと背中に抱きつかれると、
「抱いて……もう離しませんので……」
その身体を両腕にきつく抱き寄せて、堪らない想いのままに唇を重ね合わせ、深く接吻た──。