テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
utzm/shpzm それぞれ共依存
一応実況者パロ
◇
utzm
すん、と鼻をくすぐる煙草の匂いと青白い朝の光に目を覚ます。
最近は気絶するように寝るので、目覚めもスッキリする。
覚醒し始めた頭で、ぐっと伸びをして、それから左を向いて。
ひゅッ、と息を呑む。
大先生は?
なんで隣におらんの?
布団は冷たい。あったかくない。いつ出て行った?
もしかして嫌われた?何かした?色々考えたけど分からない。とにかく怖い。考えたくない。
息が苦しい。なんも分からんくて、隣に大先生がいないことが怖い。死にたい。死ぬなら大先生に殺してもらいたい。
体が震える。もつれた足を動かして寝室を出て、カーテンから一筋の光がさすリビングに出る。彼の好む煙草をいつも燻らせているベランダを見て、早朝のシャワー室を覗いて、トイレも確認した。
いない。
あれ、捨てられた?
「はッ・・・は、ひゅッ、ぅ゛・・・」
涙も出なくて、玄関にぺたりと座り込む。
大先生の靴がない。鍵も律儀に持って行っている。
ただの買い物だ。そうだ、昨日ゴム切らしたから、買いに行ってくれたんや。
「ひッ、ひぅ、・・・!はッ、ぁ゛、」
そう頭で必死に繰り返す。
自分に言い聞かせるようにそう唱えるけど、より一層現実を突きつけられているようでダメだった。
苦しい。このまま死ぬのかもしれない。
一人で死ぬのは嫌だ。大先生と死にたい。先立たれるのも嫌だ。心中したい。
でも大先生はおらへんのや。ならこのまま溺れてしまいたい。
何が悪かったん?なんで俺のこと置いていったん?おれ阿保やからわからんねん、大先生。
はあ、と白い息が舞うような寒さの中、コンビニを出る。
片手にぶら下げたビニール袋の中身はそこそこ重く、財布が悲鳴をあげている。
信号待ちの間にスマホのアプリを開く。
いくつかのペットカメラ、監視映像。画面の奥の俺らの家で、ゾムの姿を探す。
まずは寝室。それからリビング。前に飛び降りようとしたからベランダにもカメラをつけた。トイレも確認する。
あれ?いない?
青信号で周囲の人が流れていく中、横断歩道のど真ん中で立ちすくむ。
どう言うことだ?出て行った?でもゾムは、俺がいなきゃ何もできないはず。俺のためだけにゾムは生きてる。はず、なのに、家を出た?
おかしい。おかしいおかしい。だってゾムは俺だけ見てたらええんやから。
気付いたら駆け出していた。
まだ近くにいるかも。そこらへんの公園とかで、ブランコでも漕いでるかもしれない。
「ゾムッ・・・、ゾム!!・・・・・って、」
「はーッ、はっ、ひゅ、・・・?・・・ひッ、けほ、ぅ゛」
ガチャ、と無機質な音の後にマンションの扉を思いっきり開ける。
ゾムが家を出て行ったことを実際にこの目で確かめたくて、だってそんなことあり得るわけがなくて。なんて言い訳のように考える。
てっきり伽藍堂だと思っていた廊下には、一人迷子のような容貌で床にへたり込むゾムがいた。
ああ、てっきり勝手に出て行ったかと思ったのに。
「はーー・・・・・よかった・・・、」
「だぃ、せん、・・・ひぅ゛、ひゅッ」
怖くなって過呼吸を起こしたのか、ゾムが酸欠で震えている。
ビニール袋を床に投げ捨てゾムの前にしゃがみ込むと、くたりとしなだれかかってきた。かわいい。
「ふッ、ぅう・・・ッ、だ、せんせぇ・・・」
「どしたん?一人で寂しくなってもうたん?」
猫のように擦り寄ってくるゾム。
普段俺に対して高圧的なくせに、本当は俺がいなきゃ何もできない可哀想なゾム。一人がダメなんて、なんて迷惑な恋人なことか。
そんな姿に心の中でどろどろとしたものが湧き上がってきて、醜い感情を表に出さないよう、ゾムに語りかける。
「でてった、かと・・・捨てられたんかと、おもった・・・」
きゅっと俺の裾を掴んで抱きつくゾムの髪に手櫛を通しながら、口角がニヤけるのが抑えられない。
可愛い、好き、なんて小学生でも言えるような言葉しか出てこない。
「俺もゾムが死のうとしとらんか心配やった・・・。ゾムに死なれたら、俺生きていけへん。」
半分本音、半分嘘。
こんなにも忠実で素直で弱いゾムを手放したくない。恋人なんていくらでも作れるけど、ゾムじゃなきゃダメだ。
きっと、俺に依存しているゾムに、俺も依存している。意味がないこの感情のサークルは、俺らを箱庭に閉じ込めるように日々大きくなる。
「んん・・・、ふぅ゛、う・・・ひ、」
「目ぇ擦ったらあかんで」
安心したからなのか腕の中でぐずり始めたゾムを抱えて寝室に移動する。
あー、玄関にもカメラ追加せなあかんな。
「ゾムさん、また切ったん?あかんでしょ、ゾムは俺のもんなんやから。俺のものを勝手に傷つけちゃ。」
部屋の端のゴミ箱にティッシュが入っているのを見つけてそう叱る。
だぼだぼなパーカーを捲り上げると、すっかり痩せてしまったゾムの腕には無数の細い線。
俺の呆れたようなため息にびくりと体を震わせながら、ごめんなさい、と素直に謝るゾムに、今日はやけに素直だなと感心した。
それほど一人が堪えたのだろうか。あーかわええ。
俺は最初はゾムに特に固執していなかった。なんなら勝手に懐かれて少し鬱陶しいぐらいに思っていたのに。
それが、不気味なほどに俺に依存し、俺のせいで駄目人間に成り下がってしまったゾム。メンタルが不安定になって寝れなくなって痩せこけて。生活も変わって、撮影もできなくなって。
あれもこれも全部、俺のせい。それがたまらなく愛おしくなった。
そんなゾムに俺もいつのまにか絆されていた。ゾムは俺だけ見てたらいいんだ。俺のことだけ考えて、俺のことで死にたくなって、俺に救われて、俺だけ好きでいて。
それ以外考えられない、考えたくもない。他人との会話どころか接触さえ許せない。本当はゾムの思考回路や記憶まで改造してしまいたい。
そんなゾムだから俺はゾムのことが好きなのに。そんなのゾムじゃない。
なんて、目の前で俺に甘えてくるゾムは、知る由もないのだろう。
俺がこんなにも狂ってしまったのは全てお前のせいだと言うのに。いや、それはお互い様かもしれないけれど。
今日も、誰にもこの感情を吐露せず、自分で咀嚼して生きていく。
「だいせんせ、俺つかれた・・・」
「俺もまだ眠いわ。二度寝する?」
ぷちぷち、錠剤の音が、二つ。
◇
この後カメラの存在に気づくzm
→嬉しい、監視されてる、守られてる!パターン
→怖い、大先生に対する解釈違い
だけど、u「ゾムを守るためやねんで」z「そっかぁ♡」パターン
とか
依存度が攻め(←←←←)受け と見せかけた
攻め(→→→→)(←←)受け (攻めは無自覚)
👆🏻これがほんまに好き好き
◇
shpzm
「ショッピくんなんか、もう嫌いやッ・・・!」
「・・・・・・・・・は?」
いつもの通り、俺なしじゃ生きられないゾムさんの元へご飯を運ぶ。
俺と少しでも離れたら不安になって自傷行為や飛び降りに走ってしまうゾムさんを地に縫い止めるように、俺は彼を監禁している。
といっても理不尽なんてしていない。
3食与え、お風呂も一緒に入って、一緒に寝る。一日中この部屋で手足に枷を嵌められるのはストレスかもしれないけれど、俺がそばで一緒にゲームでもしていればゾムさんはずっと楽しそうだった。
だからこれは、ゾムさんにために俺が用意した箱庭。
ゾムさんが生きるために、死なないために俺がそばにいてあげている。
なのに。
「も、いたいの、やだ・・・ッ!」
「みんなは・・・?他のみんなにも、会いたい」
「エミさんたちはどこにおるんッ、?」
頭が真っ白になる。
耳鳴りがひどい。視界が眩む。
どう言うことだ?ゾムさんは俺が居ればいいんじゃなかったってこと?俺以外を見てるってこと?俺以外の男のことも考えてるってこと?
おかしい。おかしいおかしい、そんなはず、ない。だってゾムさんが俺に助けを求めたんだ。俺しかいないっていったから、俺、ゾムさんを閉じ込めて。
でもゾムさんは泣いている?痛がっている?出たがっている?意味がわからない、受け付けられない。嘘だった?それとも気が変わった?
なんでなんでなんで、俺だけ見てよ。俺のことだけ考えてくださいよ。なんで他の人のことを見るの。こっち向いて。俺だけを好きでいて。俺に依存して。
全部嘘だったってこと?
今まで俺が、善意で、ゾムさんにお仕置きしたり、閉じ込めたり、体を重ねたのも、
全部偽り?
じゃあ俺は、一体なんのために?
「ひゅッ・・・ぁ゛、あ!はッ、ぅう゛・・・」
「・・・・・・ショッピ、くん・・・?」
嘘つき。こっち見ないで。話しかけないで。
どうせ俺のことなんてどうでも良かったんだ。対して好きじゃなかったんだ。嫌いだったんだ。嘘つき。ゾムさんのために、俺は痛む心も我慢して、いっぱい殴って跡をつけたのに。
息が苦しい。こんな感情知らない。ゾムさんのために一緒に過ごしてきたのに、こんな簡単に裏切られるなんて。それがこんなに痛いなんて。
嘘吐きうそつき、うそつき!
ぜんいん死ねばいいのに。
「はーッ、は、ぁ゛・・・・?ぅぐ、・・・ぉ゛、えッ」
「・・・・・・・・」
頭がぐらぐらする。全身の感覚が自分のものじゃなくなったみたいだ。
唯一、ゾムさんの白くて細い喉を締め上げる手だけに、彼の鼓動が、熱が、命が伝わってくる。
縋るようにもう一度体重をかけると、ほとんど固形物のない胃液が彼の口から溢れる。
泣いてる。かわいい。酸欠なのかな?白目剥きかけてる。あー、なんか、セックスでトんじゃったときみたい。なんかムラムラしてきた。
可哀想なゾムさん。これもゾムさんのためのお仕置きだから。
仕方ない、しかたない。これはゾムさんが望んでることであって、俺は仕方なく、お仕置きしてあげる。一緒に生きてあげる。一緒に死んであげる。
だから、
「ゾムさん、俺だけ、見て・・・・・」
◇
ンンン、満足
みなさんの性癖をぶち曲げる小説が書きたい〜〜
それはそうとして、一回えろ全振りの小説書いてみたいんですよね
常識改変とか、よくないすか。全然書けるし読める。
誰か、ネタを、恵んでくれ〜
コメント
4件
とても好きです( ˇωˇ ) 一種の洗脳とか思い込みのような、大好物です…📣