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「…大丈夫?」
「お前なんかに心配されるようなことはない」
がばっ…と体を起こした夫は、私の布団を取り払うと
「ほら、脱げよ。一日も違わずに欲しいって、お前が言ったんだろ?脱げよ」
と私を見下ろしながら、自分は下だけ…パジャマのズボンと下着を一気に脱ぐ。
「…どうしたの…?」
無言で抱かれることはあっても、今日のような高圧的な態度はなかった。
「…今日…なんか……変だよ…パパ……」
私がそう言うと、僅かに私を観察するような視線を落とした夫は
「欲しいんだろ?抱いてやるって言ってるんだ、脱げよ」
そう言いながら、まだ中途半端な自分のモノを握る。
「フン…お前の視線じゃ勃たないな」
と鼻で笑ったあと、私のパジャマのズボンに手を掛けた。
「抱いて欲しいんだろ?ぼーっ、としてないで協力しろよ」
「ぁ…っ……」
夫は私のズボンと下着を一気に取ると、膝で立って、寝ころんだままの私に自分のモノを握らせる。
そして…夫は私のスース―したばかりの箇所に迷いなく手を伸ばすと
「ヤるんだろ?」
と面倒くさそうに言いながら、手を動かし始める。
そして唖然とする私に、お前も手を動かせと言わんばかりに腰を動かし始めた。
これまで以上に…これまでにないような……虚しさを感じるだけの行為。
何年もの間にカラダの濡れる箇所だけはわかっているというような行為に反して、心は乾くような感覚……そして…
「やっぱり無理」
最後に柔らかくなったモノと正反対の硬い声でそう言った夫は、自分の布団で私に背を向けた。
どういうこと……?
……こ、んな風に出来ないことも初めて……
中西さんは直美さんをどういう風に抱くのだろう……?
名前を呼んで、愛を囁くのだろう。
こんな夜に満たされるはずもなく、ただ惨めな気持ちになるだけだった。