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それから三守さんの家を出て家に帰った。




「 ただいまー 」




帰ったら長女の秋楓が




「 母さん丁度さっき仕事行ったよ。 」




と迎えてくれた。




「 そっか…メシ食った? 」




「 …まだ。母さん忙しそうだったから…自分たちで作るって言ったけど…私料理とかできないし…謙兄が帰ってきたら頼もうと思って… 」




「 そっか。待たせて悪かったな…ん、秋と清秋と結秋は? 」




「 秋と結秋は遊んでて…清秋は勉強してた。 」




「 ん、ありがとな。秋楓、今日何食べたい? 」




「 …オムレツ食べたい… 」




「 オムレツな。昨日卵買ったから作れるな…じゃあ清秋達呼んで来てくれるか…? 」




「 うん。わかった。 」




俺は長男でもう高一。次男の清秋は12歳。




小学6年生だが中学受験で特待生を狙って毎日毎日勉強してる。




三男の秋はついこの前8歳になったばかり。秋楓は長女だけどまだ9歳。




一番下の次女の結秋はまだ5歳。




皆まだ小さい。




俺がちゃんと稼いで安定した職についていいもん食わしてやんないと。




俺はオムレツを作りながら考える。




遠征も俺がもっと働いて自分で費用は出す。




そして自慢できるかっこいい兄ちゃんなんないと。




なんだか照れくさくなる。




「 あ、謙兄~!!俺今日、秋楓とバレーの練習したんだけどな!!

秋楓、レシーブ下手くそなんだよ!俺より下手っぴ!! 」




「 う、うるさい…!秋が得意なだけでしょ… 」




秋と秋楓は年が近いだけあって喧嘩も多い。




「 こーら。喧嘩しないの。 」




「 …秋楓がわるい。 」




「 うるさい。 」




「 ねぇ、清兄…?今日、あつあつのぽたぽた…? 」




「 結秋…あつあつのぽたぽたってなんだ… 」




「 黄色の!!あつあつの!!ぽたぽた!! 」




「 …謙兄。あつあつのぽたぽたってなんだ。 」




「 あーオムレツの事な。結秋好きだもんなぁ 」




基本的にずっと賑やかだろう。




「 うーし。座ってくださーい。メシ食いますよー。 」




俺はオムレツの乗った皿を一人一人の前に置く。




「 ほい。いただきます。 」




「「「「 いただきます。 」」」」




ちょっとでも寂しい思いをさせたくない。




母さんもそう思ってるはず。




俺は俺に出来ることはなんでもするつもりだ。




バレーだって、俺の出来ることの一つだ。




秋なんかはバレーが大好きだしよく教えてくれと言われる。




この4人の将来も本人が自由に決めれるように。




俺は自分のしたい事をしてる背中を見せたい。













石井家  兄弟




長男         石井  謙信       いしい  けんしん        16歳




次男         石井  清秋       いしい  せいしゅう     12歳




三男         石井  秋          いしい  おさむ           8歳




長女         石井  秋楓       いしい  かえで           9歳




次女          石井  結秋      いしい  ゆあ              5歳






















燕帝山 高校 排球部 の 日常  68話~

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