「ふわぁぁ」
心地よい風が吹く中、俺、佐藤大樹(さとうだいき)は校庭を眺める。授業が終わるにはまだ時間がある。ふと気が付くと体育をしている友達の姿を見つける。友達もこちらに気付いたみたいだ。大きく手を振ってくる。そんな友達とは反対に俺は小さく手を振り返す。今日も平和だ。
予鈴でハッと目を覚ます。寝ちゃってたみたいだ。次の授業の準備でもするか…
「センパイセンパイセンパーイ!!」
妙に高い、だが落ち着くような声が教室に響き渡る。何事かという顔でクラスメイトがこちらを向く。おかげで眠気も一瞬で消える。彼女の名前は東雲林檎(しののめりんご)。初めて会った時名前読めなかった。実在するんだなぁこの苗字。アニメとかだけだと思ってたわ。
「センパイは次の授業なんっすか?」
「それを今から確認しようとしててだな…」
「聞く友達いないんっすか?」
グフッ、おいこらてめえ。事実だけど。
「それで次の授業はなんなんっすか?」
「体育。移動教室だぁ」
「一緒に移動する友達いないんですね。分かります。私は友達多いですけど。」
おーん、一言余計なんだよなぁ
彼女は一見まとも(?)っぽいが、実はめちゃくちゃ天然なのである。それは半年ほど前のこと…
続く(はず)
---------------------
作者コメント
アオハルっていいなぁ…
こちら10割妄想で書いているからネタが無いのとリア友にドン引きされないようにする為に投稿感覚遅めかもです。
俺に恋愛小説は書けないのでギャグ多めかも
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!