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彼氏の特権
昼休み。
「奏音、購買行こ」
那月が当たり前みたいに手を差し出した。
「て、手!? 教室! 教室だから!」
「だめ?」
首を傾げる那月。
破壊力が高い。
「うぅ……」
断れない。
恐る恐る手を重ねると、教室がざわついた。
「え、付き合ったの!?」
「那月くんと奏音ちゃん!?」
「お似合いすぎ!」
「〜〜〜っ!!」
奏音は羞恥で死にかける。
しかし那月は平然。
むしろ少し嬉しそう。
その後ろで太陽が机に突っ伏した。
「俺の幼馴染が取られた……」
「元からお前のじゃない」
塁のツッコミが鋭い。
佳亮は小さくため息。
「……那月強すぎ」
奏歌は笑いながら言う。
「でも奏音ちゃん幸せそう」
その言葉に、五人は少し黙った。
視線の先では、奏音が真っ赤になりながらも、ちゃんと那月の手を握り返していた。
コメント
1件
那月の「だめ?」って首傾げ、反則級すぎるw 教室で堂々と手繋ぐとか彼氏の特権フル活用やん。奏音が真っ赤になりながらも握り返すところがもう尊くて……。太陽の落ち込みと塁のツッコミ、佳亮の「那月強すぎ」も含めて、周りが温かく見守ってるのが伝わってきて良かった🔥