テラーノベル
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インターホンを押しても、返事はなかった。
心音「……本当にいる?」
ロゼ「いないんじゃない?」
らいと「寝てるだけやろ」
みかさ「鍵閉まってるし」
メルト「……」
もう一度。
ピンポーン。
沈黙。
心音「……開けるね」
小さくそう言って、もう一度チャイムを押す。
それでも反応はない。
スタッフ「事前に連絡はしてますし……少し様子見ますか?」
心音「……」
少し迷ってから、心音は首を振った。
心音「中、見たいです」
ロゼ「は?無理でしょ」
らいと「勝手に入るのはさすがに」
みかさ「非常識」
メルト「……」
でも心音は引かなかった。
心音「“いつもと違う”気がするの」
その言葉に、誰も強く反論できなかった。
場面は変わり、らぴすの部屋の前。
スタッフが管理会社に連絡を取る。
数分後。
カチャリ。
鍵が開く音。
心音「……」
ロゼ「マジかよ」
らいと「え、入ると?」
みかさ「やば……」
メルト「……」
ドアがゆっくり開く。
静かだった。
音がない。
生活の気配だけが、ぼんやり残っている。
心音「らぴす?」
呼んでも返事はない。
リビング、キッチン、どこも荒れていない。
ただ、ベッドの部屋の前だけが妙に静かだった。
心音の足が止まる。
(……ここ)
ドアを開ける。
そこにいたのは――
らぴすが、布団の中で静かに眠っている姿だった。
ロゼ「……寝てるだけじゃん」
らいと「ほらな」
みかさ「大げさすぎ」
メルト「……」
心音は動かなかった。
ただ、その姿を見つめていた。
(ほんとに……ただ寝てるだけ?)
(でも……)
胸の奥がざわつく。
言葉にできない違和感だけが残る。
心音「……らぴす」
もう一度呼ぶ。
少しだけ、肩が動いた気がした。
心音「……起きて」
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りー
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その声は、いつもより少しだけ優しかった。
──第9話 終わり。
【次回予告】
“気づいてしまう人”と、“気づかないふりをする人” そして、止まっていた時間
が動き出す──
Next❤400.🌾6
コメント
6件

最高です!続きも楽しみに待ってます!
