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うほ…甘える小柳えぐかわいい…続きまじでお願いします🥹🤲🏻
前回の相談に乗って下さりありがとうございます。
rbruが見たいという声が多かったので、今回はこちらのカプで書かせていただきます。
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「うい、水」
6月にもかかわらず、まるで真夏のような暑さが続いていた。タコは暑さに強い?誰がそんなことを言った。タコは水中で過ごすので暑さに弱いでーす。
歩くだけで汗がポタリと、息も上がる。涼しい楽屋でずっと横になっていたかったが、こちとら仕事で今日は事務所に来ているので、そんなまったりする時間もない。行くかとため息を零しドアノブに手をかける。涼しい部屋から廊下に出たので多少は暑い。これ、あとで飲み物買わなくちゃなと思い、頬に伝う汗を拭おうとした時、いきなり後ろから冷たい何かを当てられた。
「っっわ!!」
急に冷たいものを当てられたので、驚きとその部分だけ一気に冷えてく気持ちよさが何故か最高だった。そして、こんなイタズラをしたのは誰だと、振り向けばそこには俺の、好きな、いや大好きな小柳くんがいた。なぜ、ここにと思いつつも持っていたペットボトルを奪い、口をつける。美味と思いつつ、満足するまで飲んでみれば、半分はなくなっており自身が相当喉を乾いていたのが分かった。
「飲みすぎじゃね」
「仕方ない、暑いのが悪い。これは」
てか、今更だがここは廊下であり、なんでこんなにもリラックスをしているのだ。先輩や後輩が通るのにも関わらず、距離近めで勘違いされてしまう。いや、別に勘違いされところで本当に付き合っているのだが。
「小柳くん、ちょっと俺そろしろ仕事だからごめんね。」
「……おう」
「終わったら、連絡するから」
「……ん。…早く終わりにしろよ」
もう一度言おう。ここは廊下で、先輩や後輩が通る道だ。あいつ、それを分かってて言ってるのか?それとも分かった上で?何故か、無性にイラつくが仕事を終わらしに行くのが、今俺がやるべきことだった。
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あれから、ざっと2時間後くらい星導から連絡が来た。
『今終わりました。良い子にしてた?』だってさ。俺のことをなんだと思ってる。ガキ?それとも、犬?もしそうなら、これは怒ってもいいだろう。俺は、星導のメッセージに『バカ』とだけ返し、連絡ではなく、本物が来るのを待つことにした。
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「小柳くん、遅くなってごめんね。待ったでしょ」
「別に、待ってねーよ。帰ろ」
嘘だ。連絡してから、ざっと30分くらい経っていたのに、待ってないは流石の俺でも嘘だと分かる。だが、それも小柳の気遣いなのだろう。こんなところで、無意識にイケメン発動させなくてもいいじゃないか、誰かに見られたら確定で惚れてしまう可能性がある。もちろん、もし俺がこの場を通ったら絶対惚れる自信しかない。てか、手まで差し伸べてるの、どれだけ俺のことを彼女として見てるんですか…いや、あっちからすれば彼女か。
差し伸べられた手を優しく、包み込むように握り、俺も俺でかっこいい所見せたいなんて、勝手に意地張ってしまう。
「行きましょう、ほら」
「おま……恥ずいからやめろよ」
握ってた手を、俺の方に少し寄せ肩と肩がくっつくくらいまでの距離になった。彼女をエスコートするように、絶対に離さないようにとリードする。
恥ずかしいなんて、さっきまでのお前は恥ずかしくなかったのかよ。先程とは違い、小柳くんの耳は赤く染まり、顔を下に向いてしまった。てか、恥ずかしいってこれからもっと恥ずかしいことする予定なのに。自分が、この立場になると童貞みたいな反応になるんだから♡
なんだかんだで、俺の家に着き玄関ドアを開け、小柳くんを迎える。昔にお揃いで買ったスリッパをだし、手洗っておいでと小柳くんに促す。ちなみに、俺のスリッパは紫統一の星やら星座やらがプリントされてるやつで、小柳くんは青統一の猫がプリントされていた。本当はタコが良かったのだが、見つからなかったため仕方なくの星にした。ほら、星って宇宙と関係あるでしょ?
手を洗い終わった小柳はちゃんと洗ったと、俺に手のひらを見せる。子供か?と思いながら、ふわっと香るローズの匂いを感じたので、偉いと小柳くんの頭を撫でる。撫でれば、猫のようにスリスリしてくる姿は、それはもう誘っているようにしか見えなくなり、そろそろ歯止めが効かなそうになる。まだ、落ち着け星導。ここで襲ったらかっこよくないぞ。自分に言い聞かせ、先程の欲を外に吐き出すかのように大きな深呼吸をする。急に異常な行動をとったのにも関わらず、小柳は相変わらず俺の手にスリスリしていた。
(猫じゃん。……いや、犬?)
本人曰く、狼だと言っているが今の姿は狼には程遠い。明確にこの動物とは言い表せないが、小動物系みたいな可愛さの動物だ。
「ほしるべ、ぎゅってして」
なんなんだ、本当にこの可愛い生き物は。野生に放り出したら、絶対すぐやられてしまうだろう。てか、全部ひらがなだし……かわいい。
小柳くんの要望通り、優しく抱き締めれば満更でもないかのように、ふふっと笑い声が聞こえた。ふわっと髪から香る匂いは、誰もが好きそうでずっと嗅ぎたくなるような甘い匂い。
細い、小さい、心配。小柳くんは他の人とは少しだけ細く、クビレがとても綺麗であった。小柳くん自身、食べてもあまり太らないと言っていたが、そもそも食べない時もあるのでとても怖い。
俺と小柳くんは、4センチ差しかないのに何故こんなに小さく感じるのだろう。これも母性?と思いながらも、俺は小柳くんが満足するまで抱きしめる。
「小柳くん、満足した?」
「ん…ねぇ、せっくすしよ」
今日は本当になんなんだ。確かに、俺と2人っきりの時は少し甘いなと思ってたが、今日はもうドロドロに甘かった。IQも結構下がってるんじゃない?マイナス50とか?
まぁ、俺も小柳くんにはとても甘いのでどんな要望も叶えますよ〜。良い彼氏すぎる、流石俺。
「今日は何がしたいの?」
「……きすはめ」
あっま。糖度いくつだよ、これ。
いつもなら、キスハメはしないが、今日の小柳くんは気分らしい。
「じゃぁ、ベッド行きましょうね」
そんなに甘い雰囲気がいいならと、俺は小柳を抱っこして運ぶ。それもお姫様抱っこで。そうすれば、小柳くんは恥ずかしいのかまた顔を隠す。
俺から責められるのはやっぱり、慣れないんだ…あ。
ふと思いつき、俺はワクワクしながらベッドにいく。小柳くんは今顔を隠しているから、きっと今の俺の顔を見れないだろう。多分、もし見られたら引かれてる。まぁ、今はこの可愛いわんちゃんを堪能することを一番にしよう。俺は、小柳くんをベッドに下ろし頬にキスをした。
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続き書くか迷います