テラーノベル
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涼葉
お父さーん!
彼氏出来たよ!
翔
…?!?!
…誰?
涼葉
んーとね、カオル君!
ミドリ君の双子のお兄ちゃんだよ!
お父さん知ってるでしょ!
翔
…そっか。
仲良くね。
カオル君と付き合った経緯とは、きっかけはサッカー観戦だった。
中が深まっていくにつれて付き合ってからはカオル君のバイクの後ろに乗せてもらってサッカースタジアムまで一緒に行くことが増えた。
カオル君は高校生の時サッカーをしていて全国大会常連の強豪校の司令塔として名が広まっていた。
今はその経験を活かし組織の戦闘員になるべくお父さんにみっちりと修行させられているらしい。
時々その修行現場に私の部活の筋トレ兼ねて参加させてもらっている。
一応お父さんなりにマイルドにしているらしいが十分にきつい。
終わったあとはちゃんとマッサージもしてくれるし褒めてくれる。
翔
お疲れ様、2人とも。
野菜シャーベットどうぞ。
大根とか人参とリンゴをすりおろして凍らせたものをくれる。
甘さは控えめだがああいうのが好きな人はリピートしたくなりそうな味である。
翔
それで、2人ともこの後デートの予定あるの?
カオル
え、あ、はい!
翔
涼葉には内緒ね。
そう言って3万円のお小遣いをくれた。
翔さんが信頼している、とも取れるが試している、という感覚の方が強い。
お小遣いを大切に財布に入れ、涼葉ちゃんと水族館に向かった。
その水族館は大きなビルの頂上にあり、専用の水槽をイメージした装飾のエレベーターを使う必要がある。
今は夏限定のクラゲモチーフの装飾だ。
一直線にクラゲエリアに向かいクラゲを鑑賞した。
涼葉
綺麗だねぇ!
カオル
そ、そうだね…
にぱっと笑う涼葉ちゃんがかわいい。
守りたい、そう思った。
水族館デートを終えて翔さんの家まで涼葉ちゃんを送った。
翔
ありがとうね、カオル君。
涼葉、楽しかった?
涼葉
うん、楽しかったしカオル君優しかった!
翔
だって、良かったね、カオル君。
涼葉の事、よろしくね。
手を握られて、ふっと笑ってくれた。
きっとあの3万円は試していたのだろう、でも翔さんなりに俺の事を信頼してくれているのだろう。
カオル
ありがとうございます、翔さん。
俺、涼葉ちゃんを守れるようにもっと強くなります。
翔
うん、頑張ろうね。
ななはま
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パスタ🍝
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コメント
1件
読み終わった! いやあ、なんかもう……涼葉ちゃんとカオル君の距離感が良いよね! サッカーがきっかけで仲良くなって、お父さんの翔さんに彼氏紹介するところとか、リアルで胸熱だったわ。 それで水族館デートでクラゲ観賞しながら「涼葉ちゃんの笑顔が可愛い」って思うカオル君の心情、わかるよ〜防衛本能がくすぐられる感じ。翔さんが黙って3万円渡すシーンも「信頼してるけど試してもいる」っていう絶妙な父親心、めっちゃ刺さった。ラストの手を握って「宜しくね」って言われるあたり、乙女ゲームの攻略対象になれるやつだな(笑)。続きが気になる!