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注意
・青赤
・nmmn、BL
・意味不
「ただいま」
青視点
夜の人工的なライトが頼りとなる街中
ひとりで雪をザクザクと踏みしめながら走る
転んだら危ないよ、なんて言われそう、
とか思いながらにこにこしながら走る
俺は今日想い人の元へ帰る
やっと、やっと帰れる、やっとあの顔を見れる
触れる。
それが何よりも嬉しかった
BARの店主とは仲が良く、メッセージのやり取りもしていた
ずーっ、と俺がいない間も俺の気に入っていたBARに来てくれているらしく、
今日もいるらしい。
俺が来る前に帰りそうになったら引き止めてくれ
そうメッセージを送った
彼女とは遠距離恋愛中。
毎日メッセージだけとなってしまっていた。
俺が戦時中の街にいるせいで、そんなふうになってしまった
海外から日本に戻ってきて、1番に思いついたのは彼女の顔
寂しいかな、申し訳ないな
なんて思いながら
賑わう街中を走り抜ける
待っていて、俺の愛しい人よ。
後ろ姿を見つけた
今動かなければ、何も出来ないなって思って
後ろから抱きついた
ぎゅうっ、”
怯えたような声と、期待が混じったような、
いまの彼女をはっきりと表したような声。
俺は回答した
青)世界に1人だけの、あんたの彼氏やで、笑
泣きながら振り返って抱きつかれる
3年前より可愛くなったか?笑
サラサラと揺れる赤い髪。
しっかりとケアされた爪。
うるうるな唇。
全部が好き。
やっと出張を終え、彼女の元に帰ってきた
抱きしめあって、喜んで、嬉しくて、泣きそうで。
というか、…泣いて、笑
付き合った日は今日のように雪の降るクリスマス。
プレゼントを渡すと、まさかの向こうからもプレゼント。
嬉しさがありながらも、開けると万年筆が。
俺が3年前に言っていたものだ
仕事柄から万年筆が使わなくてはならない時がある。
だが、万年筆は高かった。
そして1本だけあったものが壊れてしまった
それを話したことを覚えててくれたのだろう。
どれだけ俺を大切にしてくていたのかが痛いほどわかる
涙が出そうになったのを必死でこらえた
久々に会えたのに、かっこ悪いのは嫌だしな、笑
無事りうらにもプレゼントを渡せ、喜んでもらえた
首元に光るネックレス。
サファイアは一途な思いを表す
3年間、あなた以外を想ったことは無い。
そう伝えるためのネックレス
きっと天然だから気付かないよな、笑
2人で雪の中足を運び、手を握っていた
もう二度と、この小さな手は離さない
扉をガチャリと開ける。
くるりと振り向いて、いたずらっぽく、
泣き腫らした目元、少し見える八重歯、涙ながらも笑って言ってくれた
赤)おかえりッ、まろ…!///
嬉しさから、俺も涙が出てきたのを必死に隠して、
りうらに飛びつき、キスをした
この唇は、俺のもの。
ばたん。
2人とも気付かないうちに扉がしまった
今夜は2人きり。
青)お邪魔するで~、笑
赤)邪魔される~、笑
荷物を起き、つけていたネクタイを緩める
りうらはじとっ、と俺を見つめて
にっこりと笑う
何なのかは分からなかったが…可愛かった、笑
青)夕飯食べた?
赤)なーんも、笑
青)なら…一緒に作らへん?笑
赤)いいのっ、…!?✨
青)もちろん、笑
赤)久々にまろの手料理…✨
青)照れるななんか、笑
赤)はい!エプロンね~!
青)どーも、笑
受け取ったエプロン
青色で、俺の分なのがわかる
りうらのより一回り大きいサイズのものを渡されたから
赤)何作る~?
青)和食が恋しいっ、…
赤)はいよ、笑笑
ずっと西洋の国にいたからか、和食がどこか恋しい
りうらは味噌汁を作ってくれて、豆腐を切っていた
赤)~~♪♪
青)…笑
青)りうら、
赤)んー?
青)なんかご機嫌やな、笑
赤)へへ、笑
赤)まろと…会えたからかな、笑
くすっ、と照れくさそうに笑う
そんなセリフ、嬉しいがよく顔を赤くしないで言えるものだ…笑
青)おれも嬉しい、笑
赤)よかった~!笑
子供のように天真爛漫に笑う
味噌汁が出来上がり、米も炊き上がった
白米の香りが嬉しすぎた。
焼き鮭と、味噌汁、米と漬物
ほとんどりうらが振舞ってくれた
どれも美味しくて、久々の手料理で、嬉しくて、
なんだか涙が出てきた
この何気ない日常がどれほど恋しかったことか、尊いものか
この3年を経てわかった気がする
青)っ、…美味しい、笑
赤)良かったぁ、笑
赤)和食恋しくなったの?笑
青)そー、笑
赤)…りうらの手料理じゃないんだ、
むすっ、としたように顔を背ける
セリフが可愛いのに態度はツンデレで
この感じが懐かしい
青)りうらの手料理、恋しかったで~笑笑
青)そんな拗ねんといて、笑笑
赤)…へへ、そうでしょ~!笑
にこにことした顔。
可愛らしい
ぽふっ、
青)ん~~~“ッ…/
赤)今日泊まってくの?
青)ええの?
赤)別にいいけど…ベットひとつしかないや、笑笑
青)それは…襲えってことか??
冗談のつもりだったのに、何故か少し照れて
赤)ばーか、
と言われた
そんなことを言われて、耐えられる男がいるだろうか
青)…ぇ、ええ、の?笑
赤)夜、親いない、一緒に寝る…
赤)どれもソウイウ展開にはもってこいだろばかたれ
青)親はいないやろ 笑笑
赤)雰囲気台無し!!サイテー!!///
青)ごめんっ、て…笑笑
赤)…ふん、
赤)…夜、構ってね、
青)もちろん、笑
ソファに2人で腰掛けて、2人っきりの時間を楽しむ
向こうで何があったとか、日本ではこんなことがあったとか、
いない間寂しかったとか、
手を繋いで、
恋人繋ぎで。
甘ったるいキスをして。
行く前にしたキスよりも長く、愛を伝えるように
キスをした
赤)っ、…///
青)…りうら、笑
赤)なに、
青)好き、
赤)俺も好き、
赤)まず好きじゃなかったらこんなのしないし、//
青)確かに、笑
軽く笑いながらりうらの顔をもっと近くで見るために近づく
先程まで外にいたからか、大人っぽい服を着ている
俺は対してワイシャツ…、笑
申し訳なさもあったが、りうらにはワイシャツが刺さった用で
ドキドキという心音が聞こえる
青)ドキドキしてる…笑
赤)るっさいなぁ”…///
青)…りうら、
赤)んん、なぁに?
青)りうらは…今なんの仕事してるん?
赤)ライブ運営。
青)大変?
赤)ぼちぼちかな~…笑
赤)職場は優しいけどね、笑
青)そうなんや、笑
赤)どしたの急に、笑
青)俺な、
青)警官辞めようと思うんよね
赤)…は??
赤)いや…ちょ、冗談きつい、
青)冗談ちゃうもん
赤)えぇっ、…どうしてこうなったのっ、…?
青)りうらと離れたくないんよ、
青)警官やとこういう海外出張とかざらにあるから。
赤)…、///
青)?りうら~?
目の前で手を振っても返事がない
戸惑っているのかな、なんて思っていると抱きつかれた。
青)……どしたん、笑
赤)りうらのために会社辞めるとか、馬鹿げてる…///
青)ほんまは嬉しいんやろ~?笑笑
赤)ばか、…嬉しくないわけない、…///
青)…なんか優しいな、今日…笑
赤)いつも優しいっての、
赤)…ほんとに辞めるの?
青)おん、
青)そしたら…普通の企業とかに努めようかな~っ、て思っとる、笑笑
赤)…そっか、
青)なに、寂しいん?笑
赤)別に、
青)あ~、照れてんだ、笑
赤)だまれぇぇ、…///
段々と小さくなる声量
これだけで全てがわかる、笑笑
青)…りうら。
赤)なぁに…?
青)そこにおってな、ちょっと行ってくる
赤)………いつ、戻ってくるの、…?泣
青)ほんまにすぐ。2秒
赤)2秒ね、仕方ないな、…
青)あ、その前に。
そう言って俺はりうらの目を閉じさせた
そばにいることを伝えるために軽いキスをしてから
部屋を出た
赤)…遅い。
青)ごめん。
目を閉じさせたまま5分が経過してしまった
心配にさせてしまったらしい
赤)許す…………何してたの?
青)これから分かる、笑
赤)…目…
青)あけてええよ。
赤)…これッ…て、…///
青)りうら。
赤)は、はひッ、…//
青)俺と、…
青)結婚してください。
りうらの足元に跪き、赤い大輪のバラの花束を見せる
その後、小さなダイヤの乗った指輪をりうらに見せ、
プロポーズをした
赤)っ、…ちょっと、待ってて!!///
そう言い残して走り去ってしまった
俺は、振られたのだろうか…
気に病んでしまって、花束をその場に置き、指輪も置いて
少し泣いてしまった
早かったかな
俺の愛足りてなかったかな
重いな、俺…笑
ただただ苦笑することしか出来ない
合鍵を貰っていて、BARに行く前にりうらの家に来て、バレないようなところに
花束と指輪を置いておいた
それがまぁ…だめやったよな、笑
青)…失恋きっつ、…笑
自分で慰めるように泣いた
そんな時に扉が開いた
ギィッ、
青)!
赤)…えへへ、笑
照れたように笑ったりうら。
りうらの手元には
赤い大輪のバラ。
青)もし、かして…
赤)考えてること、離れてても一緒だねまろ、笑
赤)俺と…結婚してくれませんか?笑
くすっ、と笑いながら花束を渡し合う
指輪をはめあい、一言2人で同時に返した
「俺でいいなら、喜んで」
青)…ぁ、笑
気が付いた時には日を跨いでいて、りうらは隣で寝ていた
先程まで結婚式の話とか、籍をいつ入れるとか
先の話をして盛り上がっていた
その勢いからか酒を飲み、りうらは途中でダウン、笑
ノリに乗ったせいで三本も飲むから、笑
空き缶が机の上には転がっていた
姫抱きをして、りうらを寝室に寝かす
「夜、構ってよね」
その言葉が脳に波紋したが、さすがに寝ているところを起こせない
青)…また今度な、笑
そう言って、笑いながら指輪の着いた薬指にキスをした
もう二度と、離さへんから
そう思いを込めながら、りうらの小さい手を握った
青)…寝てるよな、笑
青)…遅れてごめんな。
青)ただいま、りうら…笑
赤)ばーか、起きてるっての
赤)…おかえり、まろ…笑
#,2 大輪の花たちと2人の幸せ
コメント
6件
2話目で涙腺崩壊しましたぁ😭✨️ サファイアだけではなく万年筆にも意味が込められていてほんとに凄いです! 今気づいたんですがカクテルの「Blue Moon」って青くんの優勝楽曲ですか? 二人とも幸せな夫婦になって欲しいです!
うわ待って好き😭😭語彙力無いけど、離れていてもお互いが1番分かってるみたいな感じで好きすぎる!!青くんがイケメンだ…(当たり前)赤さんが青さんの事ずっと思ってるの最高です…😇みつちゃんのえもえもさいこうです🫶🏻️💓
ダメです、さらに追い討ちがっッ、お互いに思いあってて、お互いのことをたくさん、知っていて、だから、不安にもなるけれど、考えていることはまったく同じ、赤くんがずっとずっと、青くんを思っていたように、青くんも赤くんをずっと、盛り上がってる、(笑)、なんか、改めて考えさせられましたね(笑)、本当にみつ様は、尊敬様だとしみじみ思います(笑)、