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2025年03月16日

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よく分からなくなった、お久しぶりです。



なんかダメな日ってあるよねって話。



本人様方には関係ないです



本編に伏字無し



hr『』

fw「」

























kid side



「ね、海行こ」



帰宅して第一声がこれだった。

まぁ1番最初に頭に浮かぶのは疑問ばっかりで、それを隠すこともなく不破さんに聞く。



『…もう遅いですよ』

『どうして海に行きたいんですか?』


「…なんとなく」



か細い声でそう言い俯く姿を見て、大体察した。

人間誰しも、一見ストレスが溜まりにくそうな人でも、精神的にダメな日がある。



『分かりました。行きましょう』



そういう時は周りの人が支えなきゃ、簡単に消えてしまうかもしれないから。

























『さっっむ…!!』

『う~…なんか風強くない?』


「…やっぱ、いつ見てもキレイやなぁ」


『…?不破さん、』



不破さんは靴も脱がずまっすぐ海へと入っていく。

やがて膝上くらいまで水に浸かった時、こっちを振り向いて言った。



「なぁ晴」

「海ってな、ほんとはめっちゃ汚いんやで」


『……』


「見た目はこんな綺麗なんに、底はゴミでいっぱい」

「…こんなこと聞いて、晴は海になりたいと思う?」


『……、不破さんの返答次第です』


「俺はなりたい」

「見た目だけでも、キレイに」

「…許してな」


『もちろん』

『許しませんよ』



僕も靴を脱がず、腹辺りまで浸かっている不破さんを追いかけて海へと入る。

3月でも水温は低く、長い時間入っていたら簡単に死んでしまいそうだ。



「…キレイな俺はいや?」


『たしかに不破さんが海になったらもっと綺麗かもしれませんけど』

『僕は温かい方が好きなので』



この人が波に攫われないように、先にいってしまわないように強く抱きしめる。



『冷たくなるのはもう少し後にしましょ』

『その時は僕も一緒ですから。ね?』


「………」

「しゃーないな」



そう言い放った不破さんの体は寒さからか、はたまた違う理由か、とても震えていた。

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