予定より更新が遅くなりすみません!
どうぞお楽しみください!
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さて、会長に壁ドンされている私。
「わ、私の弱点は…
お、教えません!」
弱点なんて容易に言うものじゃないし!
「そうか…
なら無理矢理でも
見つけてやる!」
嘘だろぉぉぉ!
なんだよそれ!
「ところで…」
ん?…
「お前、名前はなんという」
・・・、
目が点になる。
え?名前だって?
今更すぎだよな?
「米沢 菜摘と申します…」
叫びそうになるのを堪え、
淡々と告げる。
でも、思ったら私も
会長の名前を知らない…
ヤバいね⭐︎
ファンクラブの人に
殺されるんじゃね?
あるか知らんけど…←
「米沢か、俺の名前は
藤堂 昴だ。よろしくな」
お、おぅ。
会長、ほんと素直だな…
ってこの状態で言うことかっ⁉︎
「よ、よろしくお願いいたします…」
だが、私には
か弱い女子を演じるのも
朝飯前だぜ⭐︎←
・・・
しかし状況は変わらないぃぃ!
「さぁ、米沢。
弱点を教えてもらおうか」
そう、会長は不敵に笑う。
ファンクラブは
このギャップで尊死したり
するのかな⁉︎
あるか知らんけど!
会長と鼻先が触れ合いそうに
なる距離になった時、
私はとうとう会長を強く押し、
というか突き飛ばし、
空き教室を急いで出て
全速力で廊下を走った。
次会った時、殺されるのは
間違いないだろうが
会長‼︎
家族に別れの挨拶を
するまでは見逃してくださぁぁぁい!
そう、私は心の中で叫んだのであった。
生徒たちの目を
気にする余裕もなく、
私は急いで帰ったのだった。
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あの後、
私は無事に家に生還し、
家族と夜を過ごした。
今日の朝も、
なぜか玲央と一緒に
行く羽目になり…
「いってきまーす!」
家を出た途端、
手を繋がれた。
なんだこの繋ぎ方は⁉︎
世に言う恋人繋ぎってやつ⁉︎
逃げようとすれば
キュッと強く握られる
黒い笑顔を向ければ
めちゃくちゃいい笑顔。
おい!
加減ってものがあるだろ!
こっちはできるだけの
爽やか笑顔で圧かけてんだぞ!
結局、靴箱に辿り着くまで
圧をかけたが、手は
離してもらえませんでしたとさ。
お察しのとおり、
生徒たちの視線が痛かったぜ⭐︎
つ、つら…
私は空気だ、私は空気だ…
この時の私はまだ知らない
お昼に起こることを…
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