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私にとって、それはとても遠い言葉だった。
いや、今でもそうかもしれない。
それでも、私は生きなければならないのだ。
いつかきっと辿り着いてみせる。
だから、今はここで立ち止まるわけにはいかない! さあ行こう! 私が信じる道を進むために!! そして、彼女は走り出す――。
※これは本編とは関係ない短編になります。
「お兄ちゃん! 早く起きて!」
妹の美鈴の声が聞こえる。
僕は眠気まなこでベッドから体を起こした。
時計を見るとまだ六時半を指していた。いつも起きる時間は七時過ぎなので二度寝をしてもいいのだが、なぜか目が冴えてしまったのでそのままリビングへと向かうことにした。
「おはよう、母さん」
キッチンの引き出しには まだ食べていないお皿があるわ わたしはそれを見て言うのよ こんなにも美味しそうなのに どうして捨てちゃうのって でもね それはきっと わたしがおかしいせいなのよ だってそのお皿には 一口しか食べられてないもの だから捨てられても仕方がないわ わたしが悪いんじゃなくて 悪いのはその一口を食べてしまった誰かなの ほら見てちょうだい わたしのお腹の中に入ったお肉たち みんな幸せそうな顔をしているでしょう それはつまり これが正解だったということなのよ どんな味がしたかしら とても幸せな気持ちになれたかしら ねえ教えてちょうだい あなたたちは今 ちゃんと生きていけてるの? 大丈夫よね 安心して任せられるわ これでまた一つ賢くなれたもの それにしても不思議だわ お皿に残った汚れを見つめると なぜだか懐かしいような気分になってくるの あれれっ!? そういえばこれ どこかで見たことがあるぞ! あっそうだ思い出した! これはぼくが書いた小説の冒頭部分じゃないか!! でもなんでここに転載されているんだろう? という疑問が生まれるはずなので解説します。
まず最初に断言できるのは、この冒頭部分は完全な創作ではないということです。
というのも、ここから先に書かれている物語は、私が実際に体験した出来事を元に書かれたものだからです。
具体的に説明していきましょう。
私は小説家になろうというサイトに登録しています。そして現在連載中の作品がいくつかあります(連載といっても完結済みや投稿済みのものも多いです)。