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桜が綺麗に舞っている朝。
私、桜井 紬(さくらい つむぎ)は慌てて電車へ向かっている途中だった。
「やばい!早くしないと、電車行っちゃう!」
やっと駅のホームに着き、電車に乗る。
走ってきたから、前髪ぐちゃぐちゃだぁ…
鏡を見て、軽く前髪を整えると、「あ。」という声が聞こえた。
「さくらちゃん」
おいでおいで、の仕草をしている男の子は、学校一もてる先輩。
でも、親の関係があって今は私のクラスで留年している。
「さくらちゃん、今日も会えたね」
ニコニコと笑う彼は私の心を鷲掴みにする。
実は、この男の子の名前、)一ノ瀬 凪(いちのせ なぎ)くんは私の初恋のひと。
学年一モテるから、片思いで終わっちゃうことも分かっているけれど、こうして電車で2人きりで話すことが私にとってすごく幸せだった。
「そうだね!」
ほんとは、私が合わせてるんだけどね、
きっと、その事は凪くんも知らないと思う。
お話をしていたら、あっという間に2駅すぎていた。
「よーっす」
茶髪で寝癖が着いているこの男の子は律(りつ)くん。
3駅目になると、この電車に決まって乗る。
凪くんと2人きりの時間はたった二駅だけの少しの時間。
でも、凪くんは3人の時でも私に声をかけてくれる。
私も、凪くんみたいに優しくなりたいな
そんなこんなで、学校に着く。
律くんと凪くんは楽しそうにお話してるから、そっと距離を離れて、一人で教室に向かう。
「つむ、おはよ。」
教室に着くと、ショートヘアでクールな葵(あおい)ちゃんが挨拶をしてくれた。
勉強もできて、ツンデレなところもめっちゃ可愛いくて、私の憧れ!
「おはよぉー!」
私の大きな声は、葵ちゃんだけじゃなく、他の子の耳にも伝わる。
それと同時にみんな「おはよー!」と言った。
「相変わらず、声でかいね。」
「えへへー、まあね!」
むふん、とドヤ顔をすると、頭をこつんってされた。
ごめんなさい!めっちゃきり悪いけど、ここで終わるね!
次回♡20で! 行けるかなぁ…
コメント
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すごく可愛い主人公ですね 早く続きが見たいです 楽しみにしています